【JRAオパールS予想】京都替わりがプラスのメイショウソラフネ、条件好転での反撃に期待

京都競馬の土曜メインは芝1200mで行われるリステッド「オパールステークス」が開催。オープンスプリント戦線を賑わせる実力馬が集結し、キーンランドC・4着のナムラクララや、海外G1ドバイゴールデンシャヒーンで6着の実績を持つアメリカンステージなど、見どころの多いメンバー構成となった。その中でも主役候補として最も注目したいのが、昨年のオパールS・2着馬メイショウソラフネだ。
昨年の同レースでメイショウソラフネは外枠から押して好位の外を追走。道中はロスの多い競馬を強いられたが、直線はビッグシーザーと並んで鋭く伸び、内の馬を交わしながら最後まで食い下がって2着を確保した。外枠でもしっかりと壁を作り、スタートや折り合いの進境を見せて安定感のある走りを披露。成長ぶりを印象づける内容だった。続くタンザナイトSではその力を証明するかのように快勝。重賞戦線でも善戦例を積み重ね、オープン特別では常に上位を争う存在として評価を高めてきた。
しかしその後はさらなる飛躍を狙いスプリントG3に挑戦するも、結果は思うように出せなかった。前走のCBC賞では9着に終わったが、出遅れから後方の位置取りを強いられながらも早めに押し上げ、大外枠から終始外々を回る厳しい展開。外を回した馬の中でも負荷は大きく、着順以上に評価できる内容だったことは見逃せない。
今回はその鬱憤を晴らす絶好の舞台が整った。京都芝1200mは得意コースで、昨年の淀短距離S・2着、オパールS・2着、そしてタンザナイトS・1着と抜群の実績を誇る。コース形態への適性は明らかで、久々の勝機が巡ってきたと言える。
対する有力馬では、アメリカンステージは海外遠征帰りかつ半年ぶりの実戦、ナムラクララは一瞬の末脚こそ光るが脚の使いどころが難しく、安定感に欠ける印象。実績・舞台適性・近走内容を総合的に勘案すれば、ここはメイショウソラフネが本来の力を存分に発揮し、久々の勝利を手にする可能性が最も高い。京都に戻った舞台で、昨年果たせなかったオパールS制覇へ。充実期を迎えたスプリンターが勝負駆けの一戦に挑む。

