【JRA】マッドクールが現役引退、種牡馬入り

昨年の高松宮記念を制したスプリントG1馬マッドクール(牡6、池添学厩舎)が現役を引退し、種牡馬入りすることが29日、サンデーサラブレッドクラブから発表された。
マッドクールは春の安田記念で10着後、秋のスプリンターズステークスを目標に調整していたが、左前肢の繋靱帯炎を発症。症状が慢性化しており再発の危険も高いと診断され、関係者の協議の結果、競走生活に終止符を打つ決断に至った。
アイルランド産の同馬は父ダークエンジェル、母マッドアバウトユー、母父インディアンリッジという欧州短距離の名血を受け継ぐ。2021年にデビューし、2022年の阪神Cで重賞初制覇。2024年春にはG1高松宮記念で力強く抜け出し、悲願のG1初タイトルをつかんだ。
通算17戦6勝(うち海外2戦0勝)。今後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションに繋養され、国内スプリント路線に新しい血を伝える種牡馬として期待される。マッドクール号、お疲れさまでした。

