【七夕賞2022予想】53kgのプリマヴィスタ!重馬場もプラスで好条件

記事「【七夕賞2022予想】53kgのプリマヴィスタ!重馬場もプラスで好条件」のサムネイル画像

福島競馬の日曜メインはハンデG3「七夕賞」が開催。多種多様な路線から挑戦してくる馬が多く、しかも前走で馬券圏内に入っている馬は出走馬16頭中2頭のみ、掲示板に挙がっている馬に広げても5頭のみ、二桁着順の馬が7頭という混戦メンバー。

そんな難解なレースで注目しているのはハーツクライ産駒の5歳牡馬プリマヴィスタです。

前走はハンデG2の目黒記念に出走し、8着敗退。ただ、勝った馬から0.3秒と差のない競馬をしており、ローカルG3のここなら巻き返しは十分狙える位置にはいます。この時の斤量は53kgで、今回も同斤量と恵まれています。

有力馬の斤量を見ますと、前走天皇賞4着のヒートオンビートが57kgは妥当なところかもしれませんが、前走今回と同じ福島2000mのリステッドを快勝したアンティシペイトは、前回のハンデ55kgが今回56.5kgとやや見込まれている印象。福島が得意なヴァンケドミンゴは2走前のG3福島記念と同じ56kg、その福島記念で2着だったヒュミドールが55kgから1kg増の56kg。前走ダービーチャレンジトロフィーで2着だったフォルコメンが前回のハンデ54kgが今回55kgなど、実績馬の多くが近走の成績が悪くてもしっかりハンデは乗った印象を受けます。

有力馬の多くの斤量が近走よりも重賞実績が引っ張られてそれなりの斤量なのに対して、プリマヴィスタは重賞実績がないためか、格上のG2で好走していても斤量が変わらないという恩恵を受けています。さらに、週末の福島競馬場の天候は雨模様のため、馬場は重たくなりそうです。ハンデの影響も受けやすくなる中、軽量53kgのプリマヴィスタにとってはむしろ好都合と言って良いでしょう。

馬場に関しては、2021年の3月に不良馬場となった2勝クラスの熊野特別で勝利を挙げていますが、この時、馬場の巧拙の差が如実にでて、プリマヴィスタは上り最速で快勝。2着馬と3馬身差離していますし、この時1番人気だった馬と4コーナーでは同じような位置取りから上りタイムで約2秒も差を開けて完勝しています。かなりの重馬場巧者だということがわかります。今週の馬場も、プリマヴィスタに恩恵を上乗せしてくれるでしょう。

ということで今年の七夕賞は、ハンデに恵まれたプリマヴィスタが得意な重馬場を活かして待望の重賞制覇を果たしてくれることに期待したいと思います。