凱旋門賞(2021)出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析!
今週はフランスで世界最高峰のレース「凱旋門賞」が開催されます。日本国内でも2016年から馬券発売が行われており、近年では盛り上がりを見せています。今回は過去のデータをもとに凱旋門賞の傾向を探っていきます。
■伏兵が台頭する傾向強し
人気は「1番人気」と「3番人気」が2勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「1番人気」が最多となっています。「1番人気」をはじめ上位人気馬の勝率は比較的低めで、「6番人気以下」から勝ち馬が4頭も出ているように、伏兵馬の台頭も多く見られます。昨年は1・2番人気が馬券圏外に飛んで3連単で10万馬券、国内初の馬券販売となった2016年も38万馬券が飛び出しているように、波乱傾向はやや強めのレースです。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 3 | 1 | 4 |
2番人気 | 1 | 0 | 1 | 10 |
3番人気 | 2 | 1 | 2 | 3 |
4番人気 | 0 | 1 | 0 | 9 |
5番人気 | 1 | 1 | 1 | 8 |
6~9番人気 | 2 | 2 | 5 | 31 |
10番人気以下~ | 2 | 2 | 0 | 70 |
※2014年までは現地での人気
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2016 | 24,170円 | 380,060円 |
2017 | 1,900円 | 10,600円 |
2018 | 750円 | 10,850円 |
2019 | 6,570円 | 32,990円 |
2020 | 12,610円 | 101,080円 |
予想オッズ
下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | クロノジェネシス | 2.4 |
2 | スノーフォール | 2.9 |
3 | アダイヤー | 5.8 |
4 | ディープボンド | 7.9 |
5 | タルナワ | 12.0 |
6 | ハリケーンレーン | 16.5 |
7 | ブルーム | 22.1 |
8 | ラブ | 32.3 |
9 | セントマークスバシリカ | 41.6 |
10 | ティオーナ | 54.1 |
11 | ジャパン | 63.9 |
12 | ラービアー | 74.8 |
13 | パイルドライバー | 89.6 |
14 | アレンカー | 102.2 |
15 | トルカータータッソ | 121.0 |
16 | サーペンタイン | 135.3 |
17 | シリウェイ | 165.9 |
18 | モハーフェス | 189.5 |
19 | ベイビーライダー | 203.0 |
20 | バブルギフト | 215.4 |
21 | モーグル | 235.4 |
22 | サイダバド | 285.2 |
■「3・4歳」が中心
年齢は「3歳」が最多の5勝を挙げており、連対数は「4歳」が最多で、3着内の回数は「3歳」が最多となっています。「3歳」は出走頭数自体多いので3着内の回数が多いのは当然のデータと言えますが、好走率の高さで言えば「4歳」の方が優秀です。何れにせよ、「3歳」と「4歳」が中心となります。
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 5 | 2 | 6 | 59 |
4歳 | 4 | 5 | 3 | 48 |
5歳 | 1 | 3 | 1 | 28 |
6歳以上 | 0 | 0 | 0 | 7 |
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
牝馬 | 7 | 3 | 3 | 29 |
牡馬 | 3 | 7 | 7 | 113 |
■前走「1着」から狙うのがセオリー
前走着順は「1着」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。3着内に入った30頭中16頭が、前走「1着」だった馬となっており、基本的には、前走を勝っている馬から狙うのがセオリーと言えそうです。
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1着 | 6 | 5 | 6 | - |
2着 | 1 | 3 | 3 | - |
3着 | 1 | 1 | 2 | - |
4着 | 1 | 0 | 0 | - |
5着 | 1 | 0 | 0 | - |
6~9着 | 0 | 1 | 0 | - |
10着以下 | 0 | 0 | 0 | - |
■日本馬は27頭が出走し、5頭が3着内に入着
過去に日本調教馬は延べ27頭が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭もいません。3着内に入着したのは延べ5頭。3着に入着したディープインパクトは禁止薬物により失格となっているので、同馬を除けば正式には4頭となります。この4頭は全てフォワ賞を2着以上に好走してから本番の凱旋門賞に臨んでおり、データ傾向としては注目しておきたい点です。
- 2020年:ディアドラ/J.スペンサー(8着)
- 2019年:キセキ/C.スミヨン(7着)
- 2019年:ブラストワンピース/川田将雅(11着)
- 2019年:フィエールマン/C.ルメール(12着)
- 2018年:クリンチャー/武豊(17着)
- 2017年:サトノダイヤモンド/C.ルメール(15着)
- 2017年:サトノノブレス/川田将雅(16着)
- 2016年:マカヒキ/C.ルメール(14着)
- 2014年:ハープスター/川田将雅(6着)
- 2014年:ジャスタウェイ/福永祐一(8着)
- 2013年:オルフェーヴル/C.スミヨン(2着)
- 2013年:キズナ/武豊(4着)
- 2012年:オルフェーヴル/C.スミヨン(2着)
- 2012年:アヴェンティーノ/A.クラストゥス(17着)
- 2011年:ヒルノダムール/藤田伸二(10着)
- 2011年:ナカヤマフェスタ/蛯名正義(11着)
- 2010年:ナカヤマフェスタ/蛯名正義(2着)
- 2010年:ヴィクトワールピサ/武豊(7着)
- 2008年:メイショウサムソン/武豊(10着)
- 2006年:ディープインパクト/武豊(3着・失格)
- 2004年:タップダンスシチー/佐藤哲三(17着)
- 2002年:マンハッタンカフェ/蛯名正義(13着)
- 1999年:エルコンドルパサー/蛯名正義(2着)
- 1986年:シリウスシンボリ/M.フィリッペロン(14着)
- 1972年:メジロムサシ/野平祐二(18着)
- 1969年:スピードシンボリ/野平祐二(着外)