【スプリングS予想2026】ヒモ荒れ傾向の一戦!狙い目は伏兵サウンドムーブ
公開: 2026/03/13 21:42

クラシック戦線を占う重要な前哨戦、G2「フジテレビ賞スプリングステークス」がいよいよ開催だ。皐月賞トライアルとして長い歴史を持つ一戦だが、近年は人気馬同士で決着するとは限らず、ヒモ荒れが目立つレースとしても知られる。実際に過去10年のデータを見ると、6〜9番人気の成績は【1-3-5-31】。勝ち切るケースこそ多くないものの、馬券圏内には頻繁に食い込んでおり、波乱の立役者として存在感を示している。
今年、その伏兵候補として注目したいのがサウンドムーブだ。前走のシンザン記念で2着に好走し、ここへ駒を進めてきた一頭である。
前走のシンザン記念は差し競馬となり、大外枠の不利が比較的軽減されたレースだったとはいえ、決して楽な展開ではなかった。向正面ではポジションを下げさせられる場面もあり、スムーズな競馬とは言えない内容。それでも直線ではしっかりと脚を伸ばし、2着まで追い上げた点は高く評価できる走りだった。前走で記録した高い指数が決してフロックではないことを証明した内容と言える。
レース後、騎乗した団野大成騎手も「先々が楽しみになる内容でした。難しい枠からいいレースができた。賞金も加算できたし、これから楽しみですね」と手応えを語っている。京都のシンザン記念は体力型の差し馬が穴を開けるケースが多いレースでもあり、その舞台で上位厩舎のディープ系血統馬として堅実に走った点は大きな評価材料だ。2着から4着までの能力差は大きくないと見られるが、レース運びの巧さを含めた総合力ではサウンドムーブが一枚上と見ることもできる。
結果だけを見ると見逃されがちだが、大外枠から無理にポジションを取りに行かず、直線でしっかり差を詰めてきた内容は悪くない。瞬時の反応で抜け出すタイプではないものの、長く脚を使う形でこそ真価を発揮するタイプだ。その意味でも、マイル戦よりも1800mへの距離延長はプラス材料と考えられる。
実際に未勝利戦では京都芝1800mで先行し、そのまま押し切る競馬を見せており、距離に対する不安は小さい。基礎スピードが求められる流れにも対応できており、距離が延びる今回の舞台では末脚の持続力をより生かせる可能性が高い。
血統面も魅力的だ。父はリアルスティール、母はサウンドルチアで、母の父はスクリーンヒーローという構成。父リアルスティールはディープインパクト産駒で、ラヴズオンリーユーの全兄という良血だ。スタミナと持続力を兼ね備えた血統背景を考えると、中山芝1800mという舞台はプラスに働く可能性が高い。
人気とのバランスを考えれば、妙味十分の存在となる可能性大。過去データでも中穴ゾーンの台頭が目立つスプリングステークス。ここは伏兵サウンドムーブが持ち味を発揮し、皐月賞への切符争いで存在感を示す可能性は十分にあると見て、有力視してみてはいかがだろうか。

