サクソンウォリアー英2000ギニー優勝、英ダービーで1番人気に

5日、イギリスのニューマーケット競馬場でG1「2000ギニー」が行われ、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアー(牡3、A.オブライエン厩舎)が優勝した。

2000ギニーは、イギリスのクラシック三冠の第1冠として行われるクラシックレース。1809年に創設された伝統的なレースで、日本の皐月賞がこのレースをモデルとしており、世界的にも注目度の高いG1競走として知られている。

優勝したサクソンウォリアーは日本のノーザンファームで生まれたディープインパクト産駒。2015年1月に日本で生まれ、同年10月にアイルランドへ渡った。2017年8月にアイルランドでデビューして初勝利を飾ると、その後もアイルランドのベレスフォードS(G2)を勝ち、続く3戦目ではイギリスの最強2歳馬を決めるレーシングポストTを優勝し、見事G1初勝利を達成。今回出走した2000ギニーでは後続に1馬身半差の差をつける完勝で、無傷の4連勝でG1・2勝目を果たした。イギリスのクラシックレースを制した日本産馬は同馬が初となった。

サクソンウォリアーは父ディープインパクト、母は欧州2歳牝馬チャンピオンのメイビー、その父ガリレオという血統。今後は6月2日にエプソム競馬場で開催される英ダービー(G1)へ向かう予定となっている。過去10年間で英ダービー4勝の実績を誇る英ダービーの常連・A.オブライエン厩舎の所属馬ということもあり、現在はブックメーカー各社が同馬を1番人気としており、すでに大きな注目が集まっている。