【新潟記念2025】シランケド、1週前追い切りで圧巻4馬身先着!仕上がり順調

新潟記念に挑むシランケド(牝5、牧浦充徳厩舎)は、前走ヴィクトリアマイルで3着に好走した実力馬だ。新たに坂井瑠星騎手とのコンビを結成し、2000mの舞台で再び重賞制覇を狙う。
前走のヴィクトリアマイルでは、スローペースの中で後方から運び、直線では進路取りに苦労する場面もあった。それでも鋭い脚で伸び、展開不利を覆す内容で3着を確保した。スムーズなら勝ち馬を脅かす可能性すらあったと言える走りであり、地力の高さを改めて示した一戦だった。タフなマイル戦を走り切った影響は確認が必要だが、調整過程を見る限り大きな問題はなさそうだ。
8月20日には坂井瑠星騎手を背に栗東CWコースで1週前追い切りを実施。僚馬タイセイブレイズと併せて6F81秒1―1F11秒0をマークし、4馬身の先着を果たした。力強い伸び脚を披露し、騎乗した坂井騎手にとっても手応えを確認できる内容だった。
さらに2週前にもCWコースで併せ馬を行い、6F82秒6―1F11秒4を記録して1馬身先着。前半は前進気勢を見せつつも、折り合いはしっかりとついており、掛かる素振りは全くなかった。精神的な成長と心身の充実度が伝わる内容であり、仕上がり途上ながらも順調そのものといえる。
2週前からCWを重点的に使う調整パターンは、昨年の猪苗代湖特別以来。その時は圧巻の内容で快勝しており、今回も同様の好感触を漂わせている。距離延長となる2000mは適距離で、十分に対応可能だろう。
ヴィクトリアマイルで見せた走りに加え、充実の調整過程を考えれば、持ち味の末脚が再び炸裂する可能性は高そうだ。

