【京成杯2026予想】ローカル発でも主役候補、注目の伏兵はショウグンマサムネ
公開: 2026/01/17 04:00

今週の日曜日、中山競馬場ではクラシック路線を目指す馬たちが集結するG3「京成杯」が開催。年明け早々に行われる3歳重賞の中でも、将来を占う意味合いが強い一戦であり、毎年多くの素質馬がここから大舞台へと歩みを進めてきた。
近年はクラシック路線の多様化が進み、前哨戦のローテーションも幅広くなっているが、その中でも京成杯はクラシックへ直結する重要なステップレースとして存在感を増している。一昨年は後のダービー馬ダノンデサイルが1着、菊花賞馬アーバンシックが2着。さらに3年前には、後の皐月賞馬ソールオリエンスがこのレースを制した。派手さはないものの、結果を振り返れば一線級へとつながる価値の高いレースであることは明白だ。
今年の出走馬は15頭。重賞経験馬は1頭のみと、実績面では未知数の馬が多い構成となった。ただし、全馬が2000mを経験済みという点は見逃せない。明確にクラシック路線を意識した番組選択であり、完成度よりも素質を重視すべきメンバー構成と言える。
その中で注目したいのが、スワーヴリチャード産駒のショウグンマサムネだ。馬名からは伊達政宗や名刀・政宗を連想させる重厚な響きがあるが、その走りは名前以上にスケールの大きさを感じさせる。
今回の出走馬の中で、前走がローカル開催だったのはショウグンマサムネただ1頭。前走は福島競馬場での新馬戦だった。一般的に素質馬は中山、東京、京都、阪神といった中央開催でデビューするケースが多く、ローカルでの初勝利は一見すると地味に映る。しかし、そのレース内容は極めて優秀だった。
スタートは平凡で中団より後ろの位置取りとなったが、道中は無理なく押し上げ、3コーナー過ぎには先行集団に取り付く形。4コーナーでは“抜群”という言葉では足りないほどの手応えで、馬なりのまま直線へ向いた。追い出されて抜け出そうとした場面で進路が狭まる不利があったが、並の新馬であればそこで脚をなくしても不思議はない。それでもショウグンマサムネは冷静に進路を内へ切り替え、余力十分に差し切って勝利した。能力とセンスの違いをはっきりと示す内容だった。
今回はキャリア2戦目での重賞挑戦となり、舞台はローカルから一気に中央開催へ。相手関係も格段に強化される。それでも、この馬が通用しても不思議はなく、むしろここで一気に評価を高める可能性すら感じさせる。
今年の京成杯は、唯一前走が福島競馬場だったショウグンマサムネに注目したい。名刀の名を冠した一頭が、その切れ味を中山の舞台で証明し、クラシック路線へ名乗りを上げる一戦となるか。その走りに大きな期待がかかる。

