【シリウスS予想2025】波乱含みのハンデ戦!伏兵台頭にも要注意

今週土曜の阪神メインは、ダート2000メートルで行われる3歳以上オープンのハンデG3・シリウスステークスだ。フルゲート16頭に対し登録は17頭。3勝クラスのアイファーエポックが除外対象となる。
過去10年の結果を見ると、3番人気以内の馬が5勝と上位人気が堅実な一方、2017年には二桁人気のメイショウスミトモが勝利しており、伏兵の台頭も侮れない。直近2年は1番人気馬が連対しているが、波乱含みの傾向は常に意識すべきだ。
所属別成績では関東馬が1勝、関西馬が9勝と関西勢が圧倒している。2020年カフェファラオ以来、関東馬は勝利から遠ざかっているが、今年はその流れを変える有力馬が揃った。マリーンステークスを制したピュアキアン、BSN賞で鋭い末脚を見せたホウオウルーレット、東京ダート2100メートルで実績を積んだメイプルリッジ、そしてマーチステークス勝ち馬ブライアンセンスと、いずれも実力十分で関東勢による久々のタイトル奪還が注目される。
前走成績では、1着馬が過去3勝2着6回と好成績を残しており、ピュアキアンに加え、博多ステークスを勝ったサイモンザナドゥ、名古屋城ステークスを快勝したテーオーパスワードも要警戒だ。一方、前走6〜9着に敗れた馬の巻き返しも多く、昨年勝利したハギノアレグリアスは平安ステークス7着からの復活劇を演じている。
今年も同様のシナリオがあり得る。ブライアンセンスのほか、仁川ステークス勝ちのルクスフロンティアが阪神ダート2000メートルに戻る点は見逃せない。武豊騎手との久々のコンビ復活も話題で、人気を落とすようなら馬券的妙味は大きい。
関西勢が優位な歴史に挑む関東馬の逆襲か、あるいは人気薄の一撃か。データが示す波乱の芽が今年もシリウスステークスを熱くする。

