【マイルCS予想2025】ソウルラッシュ連覇か?ジャンタルマンタル戴冠か?群雄割拠のマイル王決戦

日曜の京都メインは最強マイラー決定戦の「マイルチャンピオンシップ」が開催。朝日杯FSの覇者アドマイヤズーム、NHKマイルCの覇者パンジャタワーがともに不在なのは残念だが、国内勢に加えてイギリスからドックランズが参戦予定。香港マイルでは大敗したが、英国では安定して崩れない走りを続けており、本来の得意条件である芝1600mなら侮れない存在となる。日本馬の層が厚いだけに人気は控えめになりそうだが、穴候補として注目できる。
昨年の覇者ソウルラッシュは、今年はクリスチャン・デムーロ騎手との新コンビで連覇を狙う。ドバイターフではロマンティックウォリアーを破った実績があり、鞍上強化とも言える布陣で今年も上位人気は必至。コース適性と末脚の破壊力から連覇達成の可能性は高い。
対する日本マイル戦線の総大将は、昨年のNHKマイルC覇者で今年の安田記念を制したジャンタルマンタルだ。前走の富士ステークスでは先行押し切りを狙ったがガイアフォースに差され2着。しかし京都芝は2戦2勝と相性は申し分なく、引き続き川田騎手が騎乗予定。ソウルラッシュと双璧を成す存在として頂上決戦を迎える。
人気が拮抗する中で伏兵として面白いのがエルトンバローズだ。昨年の同レースでは7番人気ながら2着に好走。今年は叩き3戦目で状態面の上積みがあり、昨年も騎乗した西村騎手が手綱を取れる点は大きな強調材料。中穴評価であれば妙味は十分だ。
さらに注目すべきはスプリント路線からの刺客トウシンマカオ。昨年ソウルラッシュを勝利に導いた団野騎手が今回は本馬に跨る。父ビッグアーサーはスプリント色が濃いが、母父スペシャルウィーク、兄に芝マイルで実績のあるベステンダンクがいる血統背景で距離延長は決してマイナスではない。G1経験も豊富で、人気薄でも一撃の魅力を秘める。
今年のマイルチャンピオンシップは、盤石のソウルラッシュ、絶対能力のジャンタルマンタル、復権を狙うエルトンバローズ、距離挑戦のトウシンマカオに加え、海外勢ドックランズも加わり例年以上の混戦となる。王者の継続か、新たなマイル王誕生か、注目の一戦となる。

