【京阪杯2021予想】唯一の4歳馬タイセイビジョン、得意の阪神で復活なるか?
阪神競馬の日曜メインは1200mのG3京阪杯が行われます。ジャパンカップ後に阪神で行われるレースということで、当日負けているファンにとっては、最後の逆転勝負にもなる一戦です。
今年の出走馬を見てみると、前走G3を勝ってる2頭の活きの良い3歳馬2頭、レイハリアとオールアットワンス、これに対してスプリンターズS・3着のシヴァージ、9着ミッキーブリランテ、10着ラヴィングアンサーなど実績古馬陣が迎え撃つ構図となっているようです。
その中で注目しているのは唯一の4歳馬タイセイビジョンです。タイセイビジョンは前走スプリンターズSで12着に終わっていますが、上りは最速をマーク。G1で上り最速を出せる強い差し脚を持っている馬です。着順こそ12着で勝ったピクシーナイトには離されましたが、3着だったシヴァージとは0.9秒差で、最内を通ったシヴァージに対して、タイセイビジョンは最後方から大外を差していたので、枠や乗り方次第ではさらに上位に来ていた可能性も十分あったと感じます。何せ4歳ですから、出走馬の中では3歳馬3頭に次ぐ4番目に若い馬で、活きの良さも魅力です。
今回阪神競馬場というのもプラスで、G3アーリントンカップを制していますし、G1朝日杯FSでも先週のマイルCSで3番人気に推されていたサリオスの2着に来ています。アーリントンカップの勝利後、8戦して一度も馬券圏内に入っていませんが、能力は十分なはずで、こんなところでうろうろしている馬ではないはずです。
何かがきっかけで能力を発揮できるなら、今回の初コンビを組む幸騎手への乗り替わりもその要素の一つとして注目したいところです。幸騎手は、先々週のエリザベス女王杯で10番人気の伏兵4歳馬アカイイトで大荒れの結果を演出。アカイイトも差し脚が自慢で、幸騎手は初騎乗でした。同じ4歳差し馬で、またあっと驚く騎乗を魅せてくれることでしょう。
ということで京阪杯は、まだまだ活きのいい出走馬中、唯一の4歳馬タイセイビジョンが阪神競馬場で復活のVを幸騎手とのコンビで演出してくれることに期待して応援したいと思います。