【丹頂ステークス2025予想】ニシノレヴナント、近走不振から巻き返し狙う

9月7日(日)、札幌競馬場のメインレースは芝2600mで行われる3歳以上オープンのハンデ戦「丹頂ステークス」だ。今年はフルゲート14頭に対し、登録馬14頭が全て出走可能となり、フルメンバーでの一戦となる。
長距離芝の舞台は例年牡馬が主役となるが、今年は牝馬勢に注目したい。筆頭はゴールドシップ産駒の5歳牝馬ゴールデンスナップだ。昨年のステイヤーズステークスでは1番人気を背負いながら4着に敗れたが、続く万葉ステークスで巻き返して快勝。阪神大賞典こそ6着に終わったものの、札幌芝コースでは3戦して【1-2-0-0】と抜群の安定感を誇っているのは魅力だ。さらに休み明けは3戦すべてで連対しており、舞台設定と臨戦過程の両面から見ても今回も上位争いは必至と見る。
同じく牝馬ではキズナ産駒の5歳馬フルールが侮れない。前走の札幌日経オープンでは6番人気ながら2着に健闘し、長距離適性を示した。まだ3勝クラスを突破していない立場ではあるが、芝の長距離戦では安定した走りを見せており、札幌芝は2戦してともに2着と崩れていない。今回も佐々木騎手とのコンビ継続となり、前走以上の走りが期待できよう。
一方、セン馬ではニシノレヴナントの巻き返しに注目したい。近2走は目黒記念15着、七夕賞7着と不振が続くが、4月のハンブルクカップでは目黒記念を制したアドマイヤテラの2着に好走している。条件さえ整えば一変する力を持っており、軽視は禁物だ。
今年の丹頂ステークスは、例年以上に牝馬の存在感が際立つ一戦となった。ゴールデンスナップを中心に、フルール、そして復活を狙うニシノレヴナントらが激突する長距離戦は、秋競馬序盤を盛り上げる好レースとなりそうだ。

