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【帝王賞2026】ダート2000mなら逆転可能か?ロードクロンヌが戴冠へ近づく3つの好材料

公開: 2026/06/29 04:00

地方競馬
【帝王賞2026】ダート2000mなら逆転可能か?ロードクロンヌが戴冠へ近づく3つの好材料

今週水曜日、大井競馬場ではダート中距離路線の上半期王者決定戦、JpnⅠ帝王賞が行われる。

地方競馬を代表するビッグレースとして長い歴史を誇り、かつてはアブクマポーロ、メイセイオペラ、アジュディミツオー、フリオーソといった地方競馬の名馬たちが栄冠を手にしてきた。しかし、2011年以降はJRA所属馬が勝利を独占。近年は中央勢の層の厚さが際立つレースとなっている。

ただ、それでも馬券という視点では簡単なレースではない。勝ち馬こそ中央所属馬が続いているものの、2着には人気薄の地方馬が飛び込むケースも多く、高配当を演出してきた。勝ち馬だけでなく、「どの地方馬が食い込むか」という視点も帝王賞攻略には欠かせないポイントと言える。

連覇への挑戦は簡単ではない

今年の中心は、昨年の覇者ミッキーファイトだろう。

帝王賞で連覇を達成した馬は、2022年、2023年のメイショウハリオだけ。それ以前を振り返っても、同じ馬が連続で勝つことは決して多くなく、このレースがいかにハイレベルな戦いであるかを物語っている。

ミッキーファイト自身も今年に入って大きく崩れたわけではない。デビュー以来、GⅠ・JpnⅠを含めてすべて3着以内という抜群の安定感は、このメンバーでも高く評価できる。

一方で、ここ2戦はいずれも2着と勝ち切れていない点は気になる材料だ。

さらに今回は主戦のクリストフ・ルメール騎手が夏季休養に入ったため、戸崎圭太騎手とのコンビで挑む予定となっている。戸崎騎手も実力十分だが、長くコンビを組んできたルメール騎手との呼吸とは違いが出る可能性もある。

人気を集めることは間違いないが、単勝オッズが一本被りになるようなら、馬券的には別の馬から狙う選択肢も十分考えられる。

2000mで真価を発揮したいロードクロンヌ

今年、個人的に注目しているのがロードクロンヌだ。

横山和生騎手は先日のさきたま杯でロードフォンスとのコンビで勝利を挙げ、勢いそのままに同じ「ロード」の勝負服で帝王賞へ挑む。

ロードクロンヌは今年フェブラリーステークスにも挑戦したが、本来の力を発揮できなかった。しかし、その後のプロキオンステークス、さらに前走の平安ステークスでは力強い競馬を披露し、改めてダート中距離で高い能力を示している。

フェブラリーステークスの1600mはやや忙しい印象があり、現状は2000m前後のほうが持ち味を生かせるタイプではないだろうか。

帝王賞の2000mは、スタミナと持続力の両方が求められる舞台。近走内容を考えれば、条件替わりは歓迎材料と映る。

勢いという点でも、今年の主役候補に挙げたい一頭だ。

地方勢ならドゥラエレーデが面白い

地方所属馬ではドゥラエレーデの存在が気になる。

中央所属時代は芝・ダートを問わず活躍し、高い能力を示してきた実力馬。現在は大井所属となり、ここにきて徐々に復調気配を見せている。

この馬の特徴は、人気薄で激走するケースが多いことだ。

帝王賞は地方馬が勝ち切るケースこそ少ないものの、2、3着へ食い込むシーンは決して珍しくない。馬券を組み立てるうえでは、こうした「能力はあるが人気にならない地方馬」の存在を軽視できない。

今回も人気以上の走りを見せる可能性は十分あるだろう。

編集部の見解|「勝ち馬」と「相手」を分けて考えたい一戦

今年の帝王賞も、勝ち馬候補は中央勢が中心になる可能性が高い。

しかし、過去の傾向を振り返れば、馬券全体では地方所属馬の激走が波乱を演出してきた歴史がある。

その意味では、本命候補のミッキーファイトに対し、条件好転が見込めるロードクロンヌ、そして人気薄の地方馬ドゥラエレーデをどう評価するかが馬券攻略のポイントになりそうだ。

連覇への期待が懸かる王者か、新たな主役の誕生か。それとも地方馬が再び波乱を呼ぶのか。今年の帝王賞も、上半期のダート王決定戦にふさわしい見応え十分の一戦となりそうだ。

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