さあまだまだ仕事は続く!シャトル供用で旅立った3頭の種牡馬たち

2017年の種付けシーズンは日本では7月半ばで概ね終了し、来シーズンまでそれぞれファンとのふれあいの機会などがあったりしますが、来シーズンに向けて英気を養う期間です。ところが、シャトル供用される種牡馬たちには残念ながら夏休みはなく、この時期は寒い南半球へと出発しています。

7月31日にシャトルでオーストラリアに行ったのは社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているモーリス、ミッキーアイル、リアルインパクトの3頭。いずれもマイルでG1を勝利している馬たちで、オーストラリアとしてもスピードを重視して期待している馬たちばかりです。

オーストラリアでの所属先はアローフィールドスタッド。リアルインパクトは2年連続のシャトル供用ということで要注目です。現地のG1ジョージライダーSを制覇していることも大きいのか、初年度産駒の現地での評価が高いのか、昨年は130頭に配合されており、今年も大人気となりそうです。

種付け料はやはり現役時代の戦績に軍配の上がるモーリスがやや高めの3万3000豪ドルで、現在のレートで計算すると約290万円弱といったところ。続いてリアルインパクトが1万9250豪ドル、ミッキーアイルが1万3750豪ドルになります。これらの種牡馬たちの産駒が来日して、日本のG1に参戦することもあるかもしれませんし、現地で日本からの遠征馬を迎え撃つ日も近いかもしれませんね。