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【札幌記念2025予想】桜花賞馬ステレンボッシュ、不振脱却なるか?

2025/08/13 15:57
2025/08/14 21:14
中央競馬
【札幌記念2025予想】桜花賞馬ステレンボッシュ、不振脱却なるか?

ヴィクトリアマイル8着から札幌記念(G2、芝2000m)に臨むのは、昨年の桜花賞馬ステレンボッシュ(牝4、国枝栄厩舎)だ。昨年は牝馬三冠すべてで馬券圏内に入り、暮れの香港ヴァーズでも3着と、条件を問わずハイレベルなG1戦線で存在感を示してきた素質馬だ。しかし今年に入ってからは大阪杯13着、ヴィクトリアマイル8着と精彩を欠いており、復調の兆しは見えていない。

前走のヴィクトリアマイルは不可解な敗戦だった。東京マイルの最内枠という難しい条件を戸崎圭太騎手が上手く捌き、道中はインで脚を溜め、直線で抜け出す態勢を作った。しかし、最後は伸びを欠き見せ場なく8着に敗退。内が伸びにくい馬場ではあったものの、展開は向いていただけに不満の残る内容だった。戸崎騎手も「いいスタートを切って流れに乗れたが、最後は伸びあぐねた」と語ったが、敗因は馬自身の状態面にあると見られる。

エピファネイア産駒は、一度リズムを崩すと復活に時間がかかる傾向があり、いわゆる“エピファタイマー”に入った可能性もある。さらに斤量56キロでの成績が芳しくない点は見過ごせず、斤量負けするタイプの可能性も指摘される。

加えて、陣営の本気度にも疑問が残る。これほどの実績馬が札幌記念を目一杯に仕上げてくるとは考えづらく、むしろ秋のG1に向けた叩き台の色合いが濃い。今回は池添謙一騎手との新コンビ結成となるが、まずは感触を確かめる“慣らし運転”となる公算が大きい。厩舎の勢いも今ひとつで、G1戦線では人気を背負って大敗するケースが目立ち、2歳世代でも有力馬の故障が続いている現状だ。

実績や能力を疑う余地はないが、近走内容と諸条件を総合的に考えると、札幌記念でいきなり全盛期のパフォーマンスを期待するのは危険だろう。秋の本番に向けて、どこまで状態を立て直せるかが焦点となる。今回の一戦は、復活の可能性を占う試金石となりそうだ。 

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