競馬ヘッドラインロゴアイコン

【CBC賞予想2025】短距離界の新星ヤマニンアルリフラ、サマースプリント王手の一戦へ

2025/08/08 16:20
【CBC賞予想2025】短距離界の新星ヤマニンアルリフラ、サマースプリント王手の一戦へ

前走の北九州記念で重賞初制覇を果たしたヤマニンアルリフラ(牡4、斉藤崇史厩舎)が、勢いそのままにCBC賞(G3、芝1200m)へ駒を進める。昨年秋に本格的に短距離路線に舵を切ってからはオール馬券圏内と安定感は抜群。今、もっとも勢いに乗るスプリンターが、中京の舞台でも存在感を示す構えだ。

北九州記念では、前傾ラップの流れを読み切った見事な立ち回りを披露。中団から冷静に構え、直線では外に持ち出すと同時にスムーズにスペースを確保。最後は猛追してきたヨシノイースターを完封し、完勝と言える内容だった。手綱を取った団野騎手も「この馬の成長には驚かされます。馬体増も良い方に出て、展開も思い通り。直線に来るまでに“これは突き抜ける”と確信していた」と手応えを口にした。

もともと距離や条件を模索されてきた馬だが、昨年暮れのジングルベル賞でその適性を一気に開花。そこから伊良湖特別、淀ステークスと芝1200m戦で連勝し、いずれも完璧な内容。先行策でも中団差しでも勝ち切れる自在性を見せつけており、短距離への転向が“迷走”どころか、覚醒の一手だったことは明らかだ。

今回のCBC賞では、北九州記念より3キロ増の57.5キロを背負う。だが、これまでのレースぶりを振り返れば、このハンデも問題にはならないと見るべきだ。馬体が大きくなり、走りにも芯が入りつつある今なら、タフな中京の直線でもきっちりと脚を使ってくるだろう。

中京芝1200mは、直線の長さと急坂を含む構成で、スピードだけでなく持続力とパワーも求められる舞台だ。だが、北九州記念で中団から差し切った競馬を見る限り、展開や位置取りに左右されない強みは大きな武器となる。前走が全力仕上げでなかった可能性も高く、ここは連勝の勢いを維持したまま、重賞2勝目を狙える絶好のタイミングだ。

また、オーナーが中京馬主という点も見逃せない。地元での大一番に照準を定め、さらなる飛躍を見据えた一戦。夏競馬への適応力や中2週のローテもすでに証明済みで、ここで勝てばサマースプリントシリーズのタイトルへも大きく前進する。

スプリント戦線に彗星の如く現れたヤマニンアルリフラ。柔軟性と成長力を武器に、ここでも主役を張る。崩れる可能性は低く、ここは中心視するのが妥当か。シリーズの主導権を握るためにも、負けられない一戦となりそうだ。 

【エルムステークス2025予想】波乱の歴史再び?人気馬苦戦の傾向に注目!
新LINEを必ずご確認ください

[SP]アルゼンチン杯の3連単を無料公開

最新のレース情報を配信。3連単の予想を無料でお手伝い。