【皐月賞2017予想】”絶好枠に入った馬”2頭とは?枠順確定後の見解
皐月賞の枠順が発表されたので簡単に枠順確定後の見解を書きたいと思う。まず一番気になったのは内枠勢。スワーヴリチャードが1枠2番、カデナが2枠4番、レイデオロが3枠5番に入り、人気上位の追い込み馬3頭が内枠に集まる形となった。
どれも大外一気が濃厚なので別段内目でも支障はなさそうに思えるが、中山の多頭数で内枠の差し馬は前が開かなくて詰まるリスクがある。この3頭はマイナスとは言わないまでも良い枠に入ったとは言いにくいのではないだろうか。
とくに難しいなと感じるのはスワーヴリチャードとレイデオロの2頭だ。右にモタれる癖があり器用さに欠けるスワーヴリチャード、状態に不安があり後ろから届くか非常に怪しいレイデオロ。この2頭に比べたら弥生賞を叩いて状態が良さそうなカデナの方がまだ買えそうである。この3頭については、単純に3頭のうち大外一気の競馬をした時に一番馬券に絡みそうな馬をヒモでおさえるくらいにしておきたい。
カデナはほぼ調教みたいな内容だった弥生賞が良い具合の叩きになり、今週の調教内容も良く上昇気配の感がある。ノーダメージで挑める点は好材料だし、皐月賞で2着4度の福永祐一騎手も騎手としての信頼度は高い。3頭の中で選ぶなら個人的にはカデナを選びたい。
逆に”好枠”に入ったのはどの馬?
逆に良い枠に入ったなと感じたのは4枠7番のペルシアンナイトと8番のファンディーナ。内目で差せる体制にあるこの2頭はこの枠からなら展開が向く可能性は高いのではないだろうか。ファンディーナはこれまでのコラム記事でも記してきたように能力的な評価は非常に高い馬だし、この枠なら良い位置に付けれそうだ。ペルシアンナイトも内のスペースを確保できる好位を取って前にファンディーナを置ければ理想的と言えるだろう。何より鞍上が皐月賞最多勝のミルコ騎手というのは心強い。その点ではペルシアンナイトはかなりチャンスが出てきた枠と言っていいかもしれない。
とりあえずは、枠がプラスに働きそうなのはファンディーナとペルシアンナイトの2頭で、逆に厳しくなったのはスワーヴリチャードとレイデオロの2頭ということを結論にして現時点の見解を終わりにしたい。