【チャンピオンズカップ2017】ダート馬の頂上決戦!有力馬5頭を考察

東京と京都の開催が終了し、来週からは中山・阪神・中京競馬が開催されます。12月最初のG1は中京で開催されるダートG1の「チャンピオンズカップ」です。中央の下半期ダート馬の頂点決定戦であるこの一戦は、毎年ダート界を代表する馬が揃う注目度の高い一戦です。今年も豪華なメンバーが揃いましたので、今回はここで有力になりそうな5頭について見解を述べていきたいと思います。

サウンドトゥルー(セ7)

一昨年3着、昨年1着のサウンドトゥルーは今年は連覇を狙って参戦。昨年は全てが嵌って勝ち取ったという印象が強いですが、やはり嵌ると強い馬。昨年のチャンピオンズカップ以降は末脚が不発に終わるレースが続いておりましたが、前走大井競馬場で行われたJBCクラシック競走では外から自慢の末脚でライバル勢を一刀両断し、鮮やかなな差し切りを決めました。7歳馬ですが、相変わらず嵌った時の末脚は一級品です。

アウォーディー(牡7)

昨年の2着馬アウォーディーは、以来惜敗続きで勝ち星を上げれずに苦戦中。脚質的にも大きく崩れにくいのは大きな強みではありますが、前走のJBCクラシック競走では余力がありそうだったにも関わらず、伸びずに4着敗退。休み明けということもありそうですが、7歳という年齢から衰えを懸念する声も少なくなさそうです。悲願の中央GI制覇のラストチャンスとも言える今年のチャンピオンズカップ。休み明けをひと叩きされてどこまで調子を上げてくることができるか。

ケイティブレイブ(牡4)

今年の春先までは逃げ馬だったケイティブレイブですが、今年6月の帝王賞ではスタートで出遅れるも後ろから外を回して捻じ伏せ、まさかの完勝。新たな一面を見せG1初制覇を達成しました。以来、前に拘ることはなくなり、前走のJBCクラシック競走でも中団から競馬を進め、追い込んで2着に入着しました。この変わり身には驚きを隠せませんが、競馬の幅が広がった点は好材料。自在性が出てきた脚質はここでも脅威。

テイエムジンソク(牡5)

期待の新星は5歳馬のテイエムジンソク。今年の夏に3連勝を果たした夏の上がり馬で、3連勝後に挑んだ中央G3のエルムSではロンドンタウンの2着に入着。弾みを付けると、続くみやこSではあのエピカリスを破って見事に優勝し重賞初制覇を達成するなど勢いは止まりません。近走でメキメキと成長してきており、頭角を現しております。今回初の左回りとなりますが、今の勢いなら克服してもおかしくありません。

コパノリッキー(牡7)

今年で同競走は4度目の挑戦となるコパノリッキー。12→7→13着とこのレースは3年連続で大敗しており、結果を出せておりません。しかし、G1・10勝の実績があるダート界の王者を侮るわけにはいきません。前走は突然のスプリント戦参戦で苦戦が予想されましたが、初のスプリントでもしっかりと2着に入着。12月29日の東京大賞典を最後に引退する予定となっておりますが、最後まで目が離せない一頭です。

第18回チャンピオンズカップは、12月3日(日)中京競馬場の11レースで開催される予定。