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【阪神JF2025】アランカールが1週前追い切りで好調アピール、足元不安を一蹴

2025/12/04 17:55
【阪神JF2025】アランカールが1週前追い切りで好調アピール、足元不安を一蹴

12月14日に阪神競馬場で行われる2歳女王決定戦「阪神ジュベナイルフィリーズ」へ向けて、前走の野路菊Sを鋭く差し切ったアランカール(牝2、斉藤崇史厩舎)が、万全の態勢をうかがわせる1週前追い切りを消化した。

3日、北村友一騎手を背に栗東CWコースで3頭併せを実施した。2歳新馬の僚馬アルジェンテーラと古馬1勝クラスのディーンズリスターを1馬身半前に置き、道中は余裕十分の手応えで追走。直線では内に進路を取り、ギアが入ると鋭い伸びを見せてラスト1F11秒0をマークし、2頭を半馬身交わして最先着でフィニッシュした。全体時計は6F85.1-1F11.0と、内容・数字ともに申し分ない仕上がりを示した。

3コーナー過ぎからペースが上がる展開でも、アランカールはスムーズに追走できており、溜めた脚を直線でしっかり爆発させる理想的な内容であった。直線では鞍上が強く促す場面はなく、馬なりのまま鋭く伸び切っており、ゴール前でも北村騎手が抑えるほどの余力を残していた。追えばまだ伸びる気配を残しており、本番へ向けて高い完成度を示したと言える。

先月上旬には左前肢に骨瘤の兆候が見られ、出走回避の可能性も取り沙汰されたが、中旬には状態が安定して乗り込みを再開。足元への不安が囁かれる場面もあったが、今回の追い切りでは全く気配を見せず、キレと反応の良さをアピールする内容だった。

デビュー前から調教で高い動きを見せており、前走も実戦を使われてさらに余裕を感じさせる内容で勝利したアランカールだが、今回も余裕残しの状態でこれだけのパフォーマンスを披露しており、本番への期待度を高める追い切りを消化した。

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