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【香港カップ2025予想】ベラジオオペラ、好仕上がりで王者撃破へ

2025/12/08 17:00
【香港カップ2025予想】ベラジオオペラ、好仕上がりで王者撃破へ

香港国際競走のメインを飾る中距離決戦・香港カップ(G1、芝2000m)に、日本から大阪杯連覇のベラジオオペラが参戦する。今年はローシャムパーク、ロードデルレイとともに3頭が挑むが、その中でも主役として最も注目度が高いのがベラジオオペラだ。暑い時期に体調を崩しやすい同馬は秋の国内戦を避け、この香港カップを最大目標に調整されてきた。

前走の宝塚記念では、好スタートから4番手を追走し、メイショウタバルが息を入れない厳しいペースを刻む中で早めに前を捕まえにいく積極策を選択。雨の影響が残るやや重馬場、ラスト5ハロンのロングスパート戦という厳しい条件下で最後まで踏ん張り、2200mという得意距離外でも高い適応力を示した。勝ち馬のコース適性と馬場適性に屈したものの、人気馬で唯一流れに対応し、2着を死守した内容はむしろ評価を上げるものだった。横山和生騎手は「悔しいけれど、よく頑張ってくれた」と振り返り、敗因を馬自身の能力不足ではなく、舞台設定によるものと明確に語っている。

一方、2000mという距離では大阪杯連覇の実績が示す通り、ベラジオオペラの能力が最大限に発揮される。昨年の天皇賞・秋は夏負けの影響で不本意な結果に終わったため、無理に同レースを使わず今回は香港遠征を選択。コンディションを最優先にしたローテーションはむしろ仕上がりの良さを後押ししている。

坂路で行われた最終追い切りでは4F54秒1~1F12秒1を計測し、軽く仕掛けられると反応も良好。「これでほぼ仕上がった。あとは現地で微調整するだけ」と陣営も手応えを掴んでおり、遠征前の準備としては申し分ない。現地入り後も軽めのキャンターで馬場の感触を確かめ、順調な調整が続いている。

最大のライバルとなるのは、香港の英雄ロマンチックウォリアー。G1を10勝し、香港カップ4連覇を狙う絶対王者である。しかし、ベラジオオペラは国内外問わずハイレベルな戦いで結果を残してきた実力馬。距離適性と持ち前の先行力を発揮できれば、王者に一泡吹かせる可能性は十分にあるだろう。 

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