【札幌記念2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

夏の北海道シリーズ唯一のG2「札幌記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

プログノーシス(牡6、中内田充厩舎)

8/14(水)函館・芝(不良)3F43.7-1F11.8(馬なり)

函館の芝コースで単走。前半は我慢の利いた走りで折り合いを重視した入り。直線は馬場の外めから手綱を持ったままの馬なりで伸びてラスト1F11秒8をマークしてゴールしました。負荷をかけて時計を出す追い切りは先週消化しているので、最終追いは芝を確認しながらの調整程度という内容。1週前は栗東CWコースで追われ、6F83.8-1F11.0をマーク。序盤のラップはややチグハグですが、ラスト2Fは11秒7-11秒0と圧巻の加速ラップをマークしています。昨年の最終追いは併せ馬で負荷をかけていますが、今年は帰厩時点ですでに状態が良かったようで、昨年以上に万全という印象です。

シャフリヤール(牡6、藤原英昭厩舎)

8/14(水)函館・W(不良)5F69.0-4F53.9-3F40.5-1F13.1(馬なり)

北村友一騎手を背に函館のWコースで2頭併せ(レースは武豊騎手が騎乗予定)。3歳未勝利の僚馬ハワイアンアイコンを6馬身先行させて序盤は後方で折り合いに専念。3コーナーあたりからジリジリと差を詰めていき、直線では外から持ったままで並びかけると、余力を残しながらの馬なりながら1馬身半突き放して先着しました。時計はそこまで出ていませんが、時計のかかる不良馬場で無理には出さなかったかたち。1週前は武豊騎手を背に函館芝コースで2頭併せを行い、5F67.9-1F11.6と速い時計を出して併せ馬にも先着できているので、キレは健在。海外帰り初戦でも力は出せる状態に仕上げられていると見て良さそうです。

ジオグリフ(牡5、木村哲也厩舎)

8/14(水)函館・芝(不良)4F52.5-3F38.9-1F11.8(強め)

函館の芝コースで単走。雨の影響で水分を多く含んだタフな馬場でしたが、しまい重点に追われるとしっかりと力を地面に伝える力強いフットワークでラスト1F11秒8をマークしてゴールしました。1週前には美浦のWコースで2頭併せを行い、古馬1勝クラスの僚馬アルシミストを先行させ、7F99.0-1F11.8をマークして先着。長めに追われて道中はキレイなラップを刻み、ラストも11秒8と負荷がかけられています。中間の乗り込み量も豊富で、最終追いもタフな洋芝で強めの追い切りを消化できており、輸送後も順調そのものです。約2ヶ月半の休み明けでも力は発揮できる状態にありそうです。