【オールカマー予想2024】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ
天皇賞・秋の優先出走権が与えられる「産経賞オールカマー」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
サヴォーナ(牡4、中竹和也厩舎)
9/19(木)栗東・坂路(やや重)4F53.8-1F12.4(馬なり)
横山武史騎手を背に栗東坂路で単走。しまいだけ軽く追われて感触を確かめる程度の内容でしたが、落ち着きがある中でも適度な前進気勢を維持してと気配は良好。1週前はCWコースで一杯に追われ、7F91.5-1F12.1と自己ベストを大幅に更新する好時計をマークしました。もともと崩れることが少ない安定感の高い馬ですが、最近は気性も大人びて走りに余裕が見られます。楽に速い時計を出せるようになってきており、今回も絶好の気配を漂わせています。
サリエラ(牝5、国枝栄厩舎)
9/18(水)美浦・W(良)6F82.1-5F65.4-4F51.3-3F37.5-1F11.8(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬マイモーメントを3馬身先行させ、道中は折り合いに専念。4コーナーで内から取り付いて馬体を並べると、直線も内からラスト1F11秒8の脚で素軽く伸びて併入しました。鞍上の戸崎騎手は同馬とは約2年ぶりのコンビと久々ですが、道中はハミの取り方も良く、直線もおさえず楽に行かせてスムーズに11秒台をマークと息はあっている印象。1週前はWコースで3頭併せを行ない、5F66.3-1F11.6の好時計をマークして1頭と併入、もう1頭に先着してゴール。古馬オープン馬を相手に強めに追われ、ラスト2Fは11秒9-11秒6としっかり負荷がかけられています。休み明けから力は出せる状態に仕上げられていると見て良さそうです。
ロバートソンキー(牡7、林徹厩舎)
9/18(水)美浦・坂路(良)4F50.6-3F37.0-2F24.1-1F12.2(強め)
美浦の坂路で2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬マーブルマカロンを6馬身先行させ、前半から良いペースで追走。直線は内に進路を取って鞭も入って強めに追われ、ラスト1Fは12秒2をマークして2馬身遅れてゴールしました。相手には遅れましたが、大きく先行させた分なので問題は無いでしょう。何より時計が優秀で、4F50秒台はこの馬が唯一マークしておりこの日の1番時計。坂路で4F50秒台はこの馬も3年以上ぶりとかなり久々で、ここへ来て過去最大の負荷をかけてきました。7月に約1年半ぶりに骨折から復帰して今回が復帰2戦目となりますが、これだけの負荷に耐えられるなら状態は万全と見て良いでしょう。