【エリザベス女王杯2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ
牝馬チャンピオン決定戦「エリザベス女王杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ブレイディヴェーグ(牝3、宮田敬介厩舎)
11/8(水)栗東・CW(やや重)6F80.3-5F65.2-4F50.4-3F35.7-1F11.3(馬なり)
C.ルメール騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬ノワールドゥジェを1馬身追走し、直線は楽な手応えのままラスト1F11.3と鋭く反応して1馬身先着しました。道中はやや行きたがるところを見せ、鞍上がコントロールするのに苦労するところが見られましたが、すぐに折り合い最後の直線は弾ける様な伸びを見せました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、7F98.8-1F10.7をマークし、追走併入。全体は自己ベストに迫る好時計で、しまいも10.7と破格の時計をマークしました。とにかく元気が一杯で、馬が早く走りたがっている様子です。状態面は極めて良いといっていいでしょう。
ライラック(牝4、相沢郁厩舎)
11/8(水)美浦・W(良)6F83.0-5F67.0-4F52.5-3F37.8-1F11.4(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬ザソードを2馬身追走し、4コーナーで手応え良く内から並びかけ、直線は馬なりのままラスト1F11.4の伸び脚でそのまま併入。気負うところもなく、道中の折り合いも良好で、騎手とのコンタクトは抜群です。1週前は南Wで2頭併せを行い、5F63.8-1F11.8の好時計をマークし、外から相手をあっさり交わして2馬身先着。時計は自己ベスト更新で、しまい2Fも11.7-11.8の好ラップで負荷がかけられています。調教パターンは前走とほぼ同じですが、時計と動きは前走以上で、秋初戦を叩かれてしっかり良化してきている印象です。
アートハウス(牝4、中内田充厩舎)
11/8(水)栗東・CW(良)6F83.2-5F66.8-4F51.2-3F36.0-1F11.2(馬なり)
中内田調教師を背に栗東CWコースで単走。折り合い重視で我慢を利かせ、スムーズな加速ラップでしまい1Fは11.2を楽にマークしてきました。終始馬なりの軽めの追い切りでしたが、1週前には一杯に追われてしっかりやっているので、最終はこれで問題なし。その1週前は坂井瑠星騎手を背にCWコースを単走で追われ、6F83.0-1F11.0の好時計をマークしました。しまい2Fは10.7-11.0という圧巻のラップを叩き出しており、長く良い脚を使えています。骨折明けで約8ヶ月ぶりの実戦と間隔は空いていますが、しっかり力は出せる状態に仕上げられていると見て良いでしょう。