【ニュージランドT予想2023】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

NHKマイルCのトライアル「ニュージーランドトロフィー」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ドルチェモア（牡3、須貝尚介厩舎）

4/5（水）栗東・坂路（良）4F51.9－3F37.2－2F24.6－1F12.5（馬なり）

横山和生騎手を背に栗東坂路で単走。道中はリズム良く運び、しまいに軽く気合を付けられる程度の軽めの内容でした。それでも脚取りは軽快で、時計もしっかり前走以上をマーク。余力十分でこの時計と動きなら申し分ないでしょう。1週前には横山騎手を背にCWコースで一杯に追われ、合わせた3歳オープンのフリームファクシに先行し、併入。7F99.5－1F11.2と長めから追われてラストもビッシリ追って11秒2の猛時計をマークと、負荷のかかる追い切りを消化しています。相手には追いつかれましたが、先着は許さずこの馬自身のしまいの動きと時計は抜群です。好仕上がりと見て間違いないでしょう。

モリアーナ（牝3、武藤善則厩舎）

4/5（水）美浦・南W（良）7F97.6－6F81.1－5F66.6－4F51.8－3F37.5－1F11.7（馬なり）

武藤雅騎手を背に美浦の南Wで単走。長めから負荷をかけられ、しまいも馬なりでスッと反応してラスト1Fは11秒7の切れ味でゴール。1週前も武藤騎手を背に南Wで2頭併せを行い、5F67.8－1F11.3をマークし、先行させた古馬1勝クラスのミヴィダロカに半馬身先着しました。時計も内容も前走とほぼ同じですが、前走は最終追いでも強めに追われる内容。今回は先週・最終と馬なり中心で楽に好時計をマークしており、休み明けを叩いた上積みはしっかり見込めそうです。

エエヤン（牡3、伊藤大士厩舎）

4/5（水）美浦・南W（良）6F84.2－5F67.8－4F52.8－3F37.8－1F11.4（馬なり）

美浦の南Wで2頭併せ。併せ馬を3馬身先行させ、後方でゆったりと進めて折り合いに専念。ラストだけ軽く促すしまい重点の内容でした。4コーナーで内からジワジワと差を詰めるも、直線前半でもまだ1馬身ほど差はありました。ラスト1Fでようやく並びかけると、ゴール前で半馬身交わして先着。一杯に追われる僚馬に対してこちらは手綱も引っ張り気味でセーブしていた様子です。大きなフットワークで見た目にはゆったりとした動きでしたが、しまいは11秒4としっかり出ており、併せ馬も全く相手にならなかったという印象です。1週前は南Wで5F66.3－1F11.1の好時計をマークしており、ここでもしまいの動きは抜群。追えば弾けそうな気配十分で、本番が楽しみな1頭です。