【JRA愛知杯2023予想】波乱必至の牝馬ハンデ戦!マリアエレーナやアートハウスなど出走予定馬を考察

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中京競馬の土曜メインは、牝馬限定のハンデG3「愛知杯」です。2011年以降は毎年7人気以下の人気薄が馬券に絡んでおり、牝馬限定のハンデ戦らしくとにかく波乱傾向が強い一戦です。今年はどんな馬が揃ったのでしょうか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

マリアエレーナ(牝5、吉田直弘厩舎)

昨年の愛知杯の2着馬、マリアエレーナ。その後もマーメイドS・2着、小倉記念・1着と夏競馬で活躍。小倉記念ではレース史上最大着差となる5馬身差で完勝を果たし、重賞初制覇とは思えない強い勝ちっぷりを披露。続く前走の天皇賞・秋では序盤に前に入られて頭を上げるシーンもありながら、瞬発力勝負戦を初の56kgを背負って、1分58秒2にまとめる競馬は立派。上位勢とは壁を感じましたが、5着のシャフリヤールと0秒1差に善戦しており、牝馬同士となるここは順当に勝ち負けでしょう。

アートハウス(牝4、中内田充厩舎)

秋初戦のローズSを快勝し、重賞初制覇を果たしたアートハウス。続く秋華賞でも好位追走からギリギリまで追い出しを我慢し、直線脚を伸ばすも届かず0秒4差の5着でした。デビュー以来初となる中3週のローテーションに加え、道中は前に馬を置けずに力んでいた分もあったと考えれば、大健闘の内容と言えるでしょう。使い込むよりもフレッシュな状態で好走をするタイプで、今回は十分間隔をとった理想的なローテーションで望めますし、中京の2000mはローズSを制した舞台ということで条件は好転。ここを勝ち切って古馬路線で頭角を現すことが出来るかに注目です。

アンドヴァラナウト(牝5、池添学厩舎)

昨年の愛知杯・11着の雪辱を果たすべく今年も参戦するアンドヴァラナウト。1番人気の期待を裏切るまさかの敗退でしたが、休み明けプラス16kgの馬体重、直線は終始内外からプレッシャーのかかる窮屈な競馬を強いられてと不発に終わった理由は明確。5月のヴィクトリアマイルでも馬体重マイナス10kgが響いて14着に敗れており、状態面が不安定なだけに当日の気配はしっかりとチェックしておく必要がありそうです。大敗した2戦はいずれも間隔が比較的詰まっており、長く間隔を取ったほうが成績が良いタイプ。阪神牝馬S・2着、府中牝馬S・3着と牝馬限定でならG2でも上位争いを演じており、今回の条件なら好勝負が期待できそうです。