【アンタレスステークス予想2024】古馬ダート戦線の登竜門!ハギノアレグリアスやヴィクティファルスなど出走予定馬を考察
阪神の日曜メインは古馬ダート重賞の「アンタレスS」です。数少ないダート1800mの重賞で、帝王賞へ向けたステップレースとして使う馬も多く、古馬のダート中距離路線を展望する上で見逃せない一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ハギノアレグリアス(牡7、四位洋文厩舎)
前走のダイオライト記念・3着から参戦するハギノアレグリアス。地方交流を含むダート重賞は【2-3-1-2】の実績はメンバー随一で、阪神ダートも【3-2-0-0】と最も安定しているコースです。前走のダイオライト記念で直線やや伸びを欠いたのは休み明けの影響があった可能性があり、叩き2走目となる今回はパフォーマンスも上がってくるはずです。阪神2000mで行われた3走前のシリウスSは、トップハンデの58.5kgを課されながらも、最速の上がり36秒9をマークして差し切り勝ちを達成。今回のメンバーを相手に58kgを背負って阪神1800mという条件なら、勝ち負けでしょう。
ヴィクティファルス(セ6、池添学厩舎)
前走の東海S・3着から参戦するヴィクティファルス。2021年のスプリングSを勝利している芝重賞馬ですが、以降は結果を出せず、昨年10月の太秦Sでダートへ転身。ハイペースを馬群の外目から追走し、4コーナから押し上げて押し切る強い内容でした。ここへきて去勢の効果も出てきた印象があり、ダート路線変更後に調子を上げてきています。続く前走の東海Sも好位からしぶとく伸びて3着に好走。展開に恵まれた部分もありますが、まだ底は見せておらず、期待値は高い1頭です。相手が一枚落ちるここは主役を張れるでしょう。
ミッキーヌチバナ(牡6、高橋亮厩舎)
前走の東海S・7着から巻き返しを狙うミッキーヌチバナ。重賞初挑戦8番人気で7着と上位には食い込めませんでしたが、前々で決着する不向きな展開だった上に、勝負どころでも内で窮屈になってと条件が悪すぎた印象です。2走前のベテルギウスSは平均ペースを中団追走から伸びて3着に好走しており、緩みない流れをロスなくまわっていく競馬が理想。大型馬らしく使われながら着実に成長してきており、本来の力を発揮できさえすれば勝ち負けになるはずです。