【JRAアルゼンチン共和国杯2024予想】G1ホースへの登竜門!クロミナンスやセレシオンなど出走予定馬を考察

東京競馬場の日曜メインは名物ハンデ重賞「アルゼンチン共和国杯」です。ジャパンカップや有馬記念の前哨戦という位置づけでもある一戦で、過去の好走馬の多くが後の中長距離G1で勝ち負けを演じております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

クロミナンス(牡7、尾関知人厩舎)

前走の目黒記念・3着から参戦するクロミナンス。今年は初戦のアメリカJCC・3着、日経賞・2着、目黒記念・3着と重賞タイトルには届かずとも3戦連続馬券圏内に好走と安定感は抜群です。5歳時に骨折で約1年の休養を経ましたが、そこからは着実にステップアップして実績を積み重ねてきました。東京コースは【2-1-2-2】と適性は十分高く、2500mという距離も近2戦の内容を見る限り問題なし。7歳としては使われているレース数は少なく、まだまだここから上昇していく可能性も十分。惜敗続きにピリオドを打てるかに注目です。

セレシオン(牡5、友道康夫厩舎)

前走の新潟記念・2着から参戦するセレシオン。いつものようにスタートで出遅れて出ムチを入れてと序盤はスムーズでなく、勝負所でも馬群で一瞬詰まって追えないシーンもありと、終始スムーズでない中でも上がり3F32秒8の末脚で追い込んで2着と圧巻の伸び脚を披露しました。2走前の関越Sは33秒1で3着、3走前の弥彦Sは33秒4で1着と近走はますます末脚に磨きがかかってきた印象。2300m以上の距離は2022年の菊花賞以来で、東京も同年のプリンシパルS以来とかなり久々ですが、菊花賞後は6戦してオール馬券圏内と安定しており、どんな条件でも上位争いは可能。資金石の一戦となりますが、ここでも崩れる姿は想像し難い1頭です。

マイネルウィルトス(牡8、宮徹厩舎)

目黒記念・5着から参戦するマイネルウィルトス。アルゼンチン共和国杯は2021年・2着、2023年・2着といずれも連対しており、適性はメンバー1とも言って良い実績です。2500m以上は【0-3-2-1】と勝ちきれていないものの、スタミナに関しての不安はなし。キャリアを通して2着11回、3着8回という善戦マンですが、この実績の馬をここで買わないのも道理が立たないでしょう。今回鞍上は初コンビとなる石川裕紀人騎手ということで、新コンビでどこまでやれるか見てみたい1頭です。