【ダイヤモンドステークス予想2024】伝統のJRA長距離ハンデG3!テーオーロイヤルやサリエラなど出走予定馬を考察
東京の土曜メインは3400mの長距離ハンデ重賞「ダイヤモンドS」です。当然ですがここへ進めてくる馬はスタミナに自慢のある馬や長距離適性の馬ばかりで、特殊な条件ゆえにレース適性の高い馬が活躍しやすく、リピーターが多いレースとしても有名です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
テーオーロイヤル(牡6、岡田稲男厩舎)
2022年のダイヤモンドSの覇者テーオーロイヤル。続く同年の天皇賞・春でも3着に好走しており、長距離重賞戦線で活躍。その後は怪我で長期休養を余儀なくされ、昨年のアルゼンチン共和国杯で復帰し10着。約1年ぶりの実戦ということもあり本来の力を出せませんでしたが、続く前走のステイヤーズSでは復活を印象付ける2着し、かつての実力を取り戻しつつあります。復調気配を見せてきた流れで勝利実績のある舞台なら、完全復活を果たせる可能性は高そうです。
サリエラ(牝5、国枝栄厩舎)
前走のエリザベス女王杯・6着から参戦するサリエラ。昨年は東京2000mの白富士Sを快勝し、2500mのG2目黒記念で3着と、距離を伸ばしてパフォーマンスを上げてきました。秋初戦の新潟記念で7着、続く前走のエリザベス女王杯で6着とここ2戦は崩れていますが、新潟記念は故障中でしたし、エリザベス女王杯も内有利な馬場の中外を回してと、条件が合わなかっただけという印象。折り合いに難があるタイプでもなく、目黒記念での好走ぶりからも、距離を伸ばすのはプラスに働く可能性は高そうです。あたりの柔らかいルメール騎手とのコンビもプラスで、ここは巻き返しの期待十分です。
ワープスピード(牡5、高木登厩舎)
前走のステイヤーズS・4着から参戦するワープスピード。重賞初挑戦でしたが、内枠スタートから好位を追走し、経済コースを回って4着と実力を証明。ズブいところも長距離戦でなら気にならず、3600mという距離でも最後は脚を余すくらいにスタミナがある馬です。東京コースも全4戦中3勝と好成績を挙げており、ベスト舞台。キャリアは19戦とここまで地道に実績を重ねてきた努力家でもあり、今後の飛躍を大いに期待したい1頭。立ち回り次第では差し切りも十分にありそうです。