【阪神カップ予想2021】グレナディアガーズやソングラインなど出走予定馬を考察

2021年の阪神競馬を締めくくる重賞「阪神カップ」が25日、阪神競馬場で行われます。創設当初からG2格付けされており、例年短距離路線のトップクラスが集結するハイレベルな一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

グレナディアガーズ(牡3、中内田充厩舎)

昨年の朝日杯FSを制し、2歳王者に輝いたグレナディアガーズ。春のNHKマイルCでも3着に好走するなど、マイルG1戦線で活躍している期待のフランケル産駒です。前走のマイルCSは道中3番手の絶好位でレースを運ぶも、直線では早々に失速して13着に敗退。緩い流れの切れ勝負で壁も作れず、自滅してしまったかたち。道中で非常に行きたがっていた様に、勝ち気な気性の持ち主で本質的にはスプリンター気質の馬です。今回の距離短縮は大幅なプラス材料となるでしょう。強い3歳世代の2歳王者の復活に期待です。

ソングライン(牝3、林徹厩舎)

前走の富士Sを勝利し、重賞初制覇を果たしたソングライン。スタートで出遅れるも、中団に上がって直線は鋭い末脚を使って快勝する強い勝ちっぷりでした。春のNHKマイルCでも、シュネルマイスターを相手にハナ差の接戦を演じて2着に好走しており、G1戦線でも活躍。阪神は桜花賞・15着と大敗している舞台ですが、道中大きな不利があっての大敗と敗因は明らかなので、度外視して良いでしょう。1400mは今年初戦の紅梅Sを圧勝している実績もあり、舞台適性の不安はなし。桜花賞を除けばデビューから堅実駆けしており、ここでも勝ち負けの期待がかかります。

ダノンファンタジー(牝5、中内田充厩舎)

昨年の覇者ダノンファンタジー。同じ阪神1400mで行われた前走のスワンSは、中団待機で脚を溜めると直線力強く抜け出して快勝し、重賞6勝目を達成。実績面は抜けた存在で、とくに阪神コースは重賞5勝を含めて6勝している相性の良い舞台。1400mも4戦して3勝と好成績で、阪神1400mは能力を最大限に発揮できるベスト舞台と言って良いでしょう。休み明けでも力を出せるタイプで、連覇の可能性は十分ありそうです。