【きさらぎ賞2020予想】3歳馬の有望株が激突!アルジャンナやサトノゴールドなど出走予定馬を考察
2020年も早いもので1ヶ月が過ぎ、2月となりました。京都競馬では陰暦の2月を表す「きさらぎ(如月)」にちなんで付けられた「きさらぎ賞」が開催されます。クラシックを見据えた3歳馬の有望株が激突する注目の一戦です。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
アルジャンナ(牡3、池江泰寿厩舎)
昨年9月に阪神でデビューしたディープインパクト産駒です。2戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは勝ち馬のコントレイルの2着に入線。メンバー2位の上がり3F33秒6を駆使しますが、コントレイルにそれ以上の33秒1を使われ5馬身差の完敗と勝ち馬が強すぎました。アルジャンナも折り合いはしっかりついており、リズムも良く、直線もいい伸びを披露しており悲観する内容ではありません。新馬戦も上がり33秒6をマークしており、ディープインパクト産駒らしい鋭い切れ味を持っております。切れ味よりもパワーが求められる今の京都でどんなパフォーマンスを見せるか注目です。
サトノゴールド(牡3、須貝尚介厩舎)
昨年7月に函館でデビューしたゴールドシップ産駒です。新馬戦は番手から進めて上がり3F最速35秒2の脚で快勝。2戦目の函館2歳Sでは出遅れて後方から進めますが、上がり3F最速36秒4の脚で大外を追い込んで2着に好走しました。いずれも1800mで、今の力の京都の馬場も合いそうな血統です。成長を促すためにホープフルSを回避し放牧に出され、今回は約5か月半ぶりの実戦となります。中間はじっくり乗り込まれており調整は順調そうで、どこまで成長したか楽しみな1頭です。
グランレイ(牡3、池添学厩舎)
昨年10月に京都でデビューしたルーラーシップ産駒です。新馬戦は逃げて3着に粘り、未勝利では先行馬を見れる5番手あたりから進めて上がり3F最速35秒9の脚で外から差し切り快勝。3戦目の朝日杯FSでは出遅れて後方から進めますが、脚を溜めて最期の直線は大外から追い込んで3着に好走しました。京都の1800mは新馬戦で経験しており、未勝利戦では雨の影響で時計のかかる馬場を走って快勝しており、舞台適性は高そうです。朝日杯は展開に恵まれた面も多少ありましたので、今回は己の真価が問われる一戦となりそうです。
他にも、中山マイルの新馬戦を2馬身差を付けて快勝したギベルティや、番手から上がり最速33秒1の脚で新馬戦を快勝したストーンリッジなど、素質馬が集まりました。きさらぎ賞は2月9日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。