【神戸新聞杯2024】西の菊花賞トライアル!メイショウタバルやビザンチンドリームなど出走予定馬を考察

記事「【神戸新聞杯2024】西の菊花賞トライアル!メイショウタバルやビザンチンドリームなど出走予定馬を考察」のサムネイル画像

西の菊花賞トライアル「神戸新聞杯」がいよいよ開催です。同レースの好走馬は菊花賞でも上位に入ることが多く、本番を占う上で見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

メイショウタバル(牡3、石橋守厩舎)

4月の皐月賞・17着から巻き返しを狙うメイショウタバル。皐月賞後は日本ダービーを予定していましたが直前で左後挫跖を発症し、出走取消に。皐月賞では1000m通過57秒5というハイペースで逃げており、3走前の毎日杯も重馬場条件下の中で逃げて6馬身差の完勝。今回も展開のカギを握る一頭として注目を集めることになるでしょう。メンバー構成的には今回も主導権を握れそうな気配があり、逃げ馬の最有力候補として無視できない1頭です。タフ馬場なら信頼度は上がりそうですが、今の時計の出やすい中京でもパフォーマンスを引き出せるかに注目です。

ビザンチンドリーム(牡3、坂口智康厩舎)

日本ダービーは最下位の17着に敗れたビザンチンドリーム。皐月賞では13着敗退と、春のクラシックは惨敗という状況ですが、皐月賞は1コーナー13番手の時点で厳しかった印象で、ダービーも超スローの展開で条件合わずと、近2戦は力を発揮しにくいレースでした。タフな中京の2200mということでスタミナが求められますが、長い距離自体は合っており、問題なし。直線で使える脚がそこまで長い馬ではないので中京コースはどうかという不安もありますが、デビュー戦は上がり3F33秒9、きさらぎ賞は33秒7といずれも最速の上がりでレースを制しており、末脚はメンバー上位。休養を経てどこまで成長しているのかにも注目したい1頭です。

ショウナンラプンタ(牡3、高野友和厩舎)

日本ダービー・15着から巻き返しを狙うショウナンラプンタ。外枠スタートで予定よりも後ろからの競馬となってしまい、道中も外を走るロスがあり、接触で折り合いも欠いてと終始スムーズな競馬が出来ませんでした。持続力で勝負したい同馬にとって超スローの展開も合わず、結果的に不向きな条件が揃いすぎてしまったという印象です。気性面の課題はまだ残っていますが、持続力勝負になりやすい中京の2200mならパフォーマンスも上がってくるはず。青葉賞では東京の長い直線でしぶとく脚を伸ばして2着に食い込む末脚を見せており、長い直線がある点も好材料。休み明けを苦にするタイプでもないので、秋初戦から走ってくれそうです。