【毎日杯2023予想】G1馬多数輩出の出世レース! キングズレインやノッキングポイントなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬の土曜メインは3歳重賞の「毎日杯」です。一昨年の勝ち馬シャフリヤールはその後日本ダービーを快勝、2019年の勝ち馬ブラストワンピースは同年の有馬記念を優勝し、その前の勝ち馬アルアインはその後皐月賞を優勝するなど、近年は出世レースとしても注目を集めている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

キングズレイン(牡3、手塚貴久厩舎)

前走のホープフルS・3着から参戦するキングズレイン。前走は1000m通過61秒5のスローペースで、逃げ馬と番手を追走した馬が1・2着に入る行った行ったの決着となりましたが、この流れを4コーナー11番手から上がり最速の脚で追い込んでの3着は、負けて強しの内容だったと言えるでしょう。今年初戦は弥生賞を予定していましたが、熱発により回避。4月の青葉賞あたりで復帰も検討されていましたが、良化傾向を辿ってここで復帰戦を果たします。重賞タイトルを手にしてクラシックへ向かえるかに注目です。

ノッキングポイント(牡3、木村哲也厩舎)

前走、東京マイルの1勝クラスを制したノッキングポイント。デビュー戦では後のデイリー杯2歳Sを制すオールパルフェを寄せ付けず、3馬身差の圧勝Vを飾っています。昨年のサウジアラビアRCでは1番人気に期待に応えられずに4着に敗れ、今年初戦のジュニアCでも同様に1番人気を裏切る6着に敗退と近2戦は不甲斐ない結果が続いていますが、立て直しを図った前走の自己条件で待望の2勝目を挙げ、しっかりと巻き返してきました。阪神コースは初となりますが、徐々にエンジンがかかるタイプで適性はマッチしそうな気配十分。1800mも初となりますが、母のチェッキーノの戦績を見れば距離延長がプラスに転じる可能性も低くはなさそうです。連勝で重賞初Vとなるかに注目です。

オメガリッチマン(牡3、安田翔伍厩舎)

前走の京成杯・2着から参戦するオメガリッチマン。単勝118倍の最低人気と評価は低かった馬でしたが、中団から早めに抜け出して2着に粘り切る強い内容で好勝負を演じてくれました。勝ち馬のソールオリエンスには差を付けられましたが、3着馬の1番人気馬セブンマジシャンには1馬身半差と後続は突き放しており、フロック視するのは禁物。今年初戦のジュニアCでは後方のまま7着に敗れましたが、マイルはやや忙しすぎるという印象もあったので、前走の2000mは距離延長がプラスに働いたかたち。阪神外回りの1800mなら引き続き侮れない1頭です。