【ステイヤーズステークス予想2023】JRA最長距離の平地重賞!キングズレインやマイネルウィルトスなど出走予定馬を考察
今週末からは中山競馬が開催。開幕を飾る重賞はJRA最長距離の平地重賞「ステイヤーズS」です。長距離に自信のある馬が一堂に会する数少ない長距離重賞レースの1つです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
キングズレイン(牡3、手塚貴久厩舎)
前走のセントライト記念・5着から参戦するキングズレイン。後方追走から直線はメンバー3位の上がり34秒1の脚を使いましたが、追い込み届かず5着までといった内容。手綱を握ったルメール騎手が「もう少し距離がほしい」とコメントしており、今回は高い期待度を持っての長距離参戦となります。ペースが緩んで道中動きやすくなる条件は大歓迎で、東京2400mで行われた2走前の町田特別では番手追走から一旦控えて先行するなど道中動ける器用さがあります。秋初戦のセントライト記念・5着から上昇ムードの今回は、悲願の重賞初Vのチャンス十分です。
マイネルウィルトス(牡7、宮徹厩舎)
前走のアルゼンチン共和国杯・2着から参戦するマイネルウィルトス。2021年のアルゼンチン共和国杯・2着、2022年の目黒記念・2着など長距離重賞で活躍。3600mは初となりますが、しっかり折り合いもつくタイプで、長丁場向きのスタミナがある1頭です。長く良い脚を使え、直線でもしぶとく伸びてきます。重賞で2着4回と善戦止まりで終わることも多いですが、この距離で本領発揮となれば一発も。前走は横山武史騎手と初コンビながら2着に好走しており、コンビ2戦目で初タイトル獲得となるかに注目です。
テーオーロイヤル(牡5、岡田稲男厩舎)
昨年のダイヤモンドSの覇者・テーオーロイヤル。天皇賞・春でも3着に好走した実績があり、ステイヤーとしての素質は高い1頭です。前走のアルゼンチン共和国杯は10着と大敗しましたが、骨折明けで約1年ぶりの実戦、斤量も58.5kgと酷な条件でした。1週前追い切りでは、CWで6F79秒9の好時計をマークしており、叩かれて着実に良化してきている様子です。ジャパンCへの参戦も視野に入れていたようですが、より適性の高いこちらを選択。得意の距離で巻き返し、完全復活となるかに注目です。