【七夕賞2021予想】波乱含みの名物ハンデ重賞!トーラスジェミニやヴァンケドミンゴなど出走予定馬を考察
今週からはいよいよサマー2000シリーズ開幕戦の「七夕賞」が福島競馬場で開催されます。短冊ではなく馬券に願いを込める七夕ですが、今年も福島の夏の風物詩・名物レースを楽しみたいと思います。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。
トーラスジェミニ(牡5、小桧山悟厩舎)
前走の安田記念・5着のトーラスジェミニ。番手から進め、G1としては緩めのペースで脚を溜め、直線は決め手勝負に。早めに仕掛ける強気の競馬で0.4秒差の5着は十分評価できる内容です。昨年夏は函館巴賞を逃げ切り、秋はディセンバーS、今春は東風Sを逃げ切って快勝しており、小回りコースを得意としてます。G1でも上位に粘れるくらい力をつけてきており、ここへ来ての地力強化が目覚ましい1頭です。
ヴァンケドミンゴ(牡5、藤岡健一厩舎)
昨年の七夕賞・3着のヴァンケドミンゴ。秋の福島記念でも2着に好走しており、福島コースは6戦して4勝、2着1回、3着1回で馬券圏内率は100%と好成績です。前走の福島民報杯は福島県沖の地震の影響で開催が中止となり、運悪く新潟で代替開催となってしまいました。レース当日も雨で不良馬場となり、条件悪化で十分に力を発揮できませんでした。しぶとく伸びていく末脚は4コーナーから下って直線へ入っていく福島コースと相性が良く、巻き返しのチャンスは十分ありそうです。
クレッシェンドラヴ(牡7、林徹厩舎)
昨年の七夕賞の勝ち馬、クレッシェンドラヴ。一昨年も同レースで2着、福島記念も勝利しており、福島コースは5戦して2勝、2着3回で連対率は100%と好成績です。近3戦はジャパンC・13着、有馬記念・8着、大阪杯・11着とG1を中心に走って惨敗。大阪杯後は一旦G1戦線から離れ、七夕賞を目標に仕上げてきました。相手が一気に楽になり、適性の高い福島コースなら勝ち負けでしょう。切れ勝負では分が悪いですが、長く良い脚を使える馬で、昨年のように早めに仕掛ける競馬で今年も見せ場を作ってくれそうです。