【BCターフ2023予想】昨年3着の雪辱なるか?紅一点ウォーライクゴッデスに注目

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11月5日(日)、アメリカのサンタアニタパーク競馬場では芝2400mで行われるG1レース「ブリーダーズカップターフ」が日本時間の午前6時50分発走予定で開催されます。

ダート路線が主流となるアメリカ競馬のため外国馬の台頭が目立つレースですが、日本からはこれまで2012年にトレイルブレイザーが挑戦した4着が唯一の戦績となっています。

今年は2021年の日本ダービー馬シャフリヤールが参戦を予定しており、鞍上には海外遠征時のタッグとして固定されているC.デムーロ騎手を迎えます。

昨年のドバイシーマクラシック以降は勝利から遠のいており、秋の始動戦として臨んだ札幌記念は5番人気11着で初めての二桁着順を喫する不甲斐ない結果に終わりました。全兄のアルアインも皐月賞勝利以降は長く勝てない時期に苦しんでいましたが、5歳時に大阪杯で会心の走りを見せて復活の勝利を遂げました。シャフリヤールも現5歳世代のダービー馬として意地を見せられるか期待です。

ダントツの1番人気に推されそうなのがアイルランドのディープインパクト産駒として日本でもファンが多いであろう3歳牡馬のオーギュストロダンです。前走のアイルランドチャンピオンステークスでは強豪古馬ルクセンブルグを抑えて勝利するなど、これまでにG1を4勝と圧巻の成績を引っ提げての参戦となります。

一方で負けるときは二桁着順とメリハリの効いた競馬をするところもあり、初めての長距離遠征に不安要素がないわけではありません。

その他の相手を見ると、昨年のパリ大賞を制した4歳牡馬オネスト、プリンスオブウェールズステークス、英インターナショナルステークスとG1・2連勝からの参戦となる5歳牡馬モスターダフ、前走の英チャンピオンステークスを制した3歳牡馬キングオブスティール、地元アメリカで芝G1を3連勝中の4歳牡馬アップトゥザマーク、前走ジョーハーシュターフクラシックを連覇で飾った紅一点の6歳牝馬ウォーライクゴッデスなど、バラディアを除く11頭がG1勝ち馬というメンバー構成となりました。

2400mを主戦場としていない競走馬が多い中で、英・愛ダービーを制して距離不安もないオーギュストロダンはやはり揺るぎない人気馬となりそうですが、フィリー&メアターフがある中で牝馬ながらに参戦してきたウォーライクゴッデスに注目したいと思います。

昨年の同レースにも参戦し3着と好走を果たしており、主戦場の芝2400mを離れて距離短縮で挑む度に着順を落とす戦績からもこの距離の適性の高さはメンバー随一とみます。ジョーハーシュターフクラシックで連覇を果たしているように牡馬相手でも通用することは証明済み。

過去10年で3勝を挙げているように牝馬の相性も悪くないレースということで、紅一点のウォーライクゴッデスはぜひ馬券に組み込みたい一頭です。