【エプソムC注目馬】手堅さが魅力のフルーキーは、3連系馬券の強い味方。
昨年のこのレース快勝をステップに、世界のチャンピン級に成長したのがエイシンヒカリ。当然、今年の注目馬はルージュバックということになりそうですが、今季2戦を見る限り、化け物と呼ばれた凄み、輝きが薄れてきている印象も拭えません。近10年を振り返って見ると、1、2番人気が共に上位入線できなかったのは3年前の1度だけと、比較的平穏な結果に落ち着く傾向にあり、高配当は期待できないようですが・・・。
馬券の狙いとして計算がつくのは、フルーキー(牡6 栗東・角居厩舎)でしょう。デビュー以来、掲示板を外したのは、明らかに距離適性外と思えた菊花賞6着の1度だけ。異なるコースでこれだけ常に安定している点は評価すべき点であり、この手の馬は「混戦に強いタイプ」と言えます。2走前の中山記念は4着止まりでしたが、1着ドゥラメンテは次走ドバイシーマクラシックで2着。2着アンビシャスは大阪杯、3着リアルスティールはドバイターフ快勝と、とにかく超がつくほどの豪華メンバー。0.4秒差なら、むしろ胸を張っていいレベルと言ってもいいでしょう。
昨年はマイラーズC5着からでしたが、今年は一息入った新潟大賞典を2着と好走してからの参戦と臨戦過程は昨年以上。単の目も十分ですが、3連系の軸として据えるなら、鉄板級の評価でしょう。