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【JRA】“貴婦人”ジェンティルドンナが繁殖牝馬を引退、功労馬として余生へ

2025/07/16 17:42
【JRA】“貴婦人”ジェンティルドンナが繁殖牝馬を引退、功労馬として余生へ

現役時代にG1を7勝し、国内外で輝かしい実績を残した名牝ジェンティルドンナ(牝16)が、繁殖牝馬を引退することが明らかとなった。ノーザンファームの吉田俊介副代表が7月15日、取材に対して発表したもので、今後は功労馬として余生を送る予定だ。

ジェンティルドンナは、父ディープインパクト、母ドナブリーニの間に生まれた鹿毛の牝馬。栗東・石坂正厩舎に所属し、2012年には牝馬クラシック三冠(桜花賞・オークス・秋華賞)を達成。これは史上4頭目の快挙だった。

さらに同年、ジャパンカップでは史上初となる3歳牝馬による制覇を成し遂げ、翌13年にも連覇を果たし、三冠牝馬による同レース連覇も史上初の偉業となった。2014年にはドバイシーマクラシック、有馬記念を制覇。国内外の大舞台で結果を残し、2012年、2014年と2度にわたり年度代表馬にも選出された。

繁殖牝馬としてもその才能を示し、モーリスを父に持つ3番子ジェラルディーナは、2022年のエリザベス女王杯を制して母の産駒として初のG1制覇を達成。そのほかにも、デビュー前の2歳馬アルジェンテーラ(父ドレフォン)や、1歳のエピファネイア産駒の牝馬など、将来有望な産駒が控えている。

馬名の「ジェンティルドンナ」はイタリア語で「貴婦人」を意味し、その名のとおり品格と強さを兼ね備えた競走生活を送った。2016年には、史上32頭目の顕彰馬にも選定されている。

現役時代、そして繁殖としても競馬界に大きな足跡を残したジェンティルドンナ。その功績は今後も語り継がれていくことだろう。これからの穏やかな余生が、栄光に包まれたキャリアの締めくくりとしてふさわしいものになることを願いたい。 

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