【ジャパンカップ2015】ゴールドシップ、追い切りでもマイペースぶりを発揮

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11日、ゲート再審査に無事合格したゴールドシップ(牡6)がジャパンカップの2週前追い切りを栗東CWで行った。併せ馬を務めたのは新馬戦と札幌2歳S(G3)を優勝して無傷の2連勝を果たした期待のホープ、アドマイヤエイカン(牡2)だ。追い切りは3コーナー手前でゴールドシップがやや前に出るがアドマイヤエイカンが追って並ぶとそのままアドマイヤエイカンが先着でゴールした。

時計は80.3-65.3-51.4-37.1-12.6。悪くないタイムではあるものの、舌を出しながら走って先着される姿はこの馬らしいと言えばらしい。さらに言えば、この馬に関しては調教が良くてもゲートを出るまではどう走るかが分からないので、調教タイムやパドックの様子などは正直アテにしにくい面がある。

通常、併せ馬は馬の闘争心を掻き立ててレースに向けて仕上げていくために併走させられたり、1頭で走るとサボるクセがある馬などに使われるが、期待のホープと呼ばれるアドマイヤエイカンでさえも彼にしてみれば遊び相手のようなものだったのだろうか。どちらにせよ、大幅に出遅れた宝塚記念からゲート再審査を経て、約5ヶ月ぶりのレースとなるこの馬の秋初戦は多くのファンたちが注目するところであろう。有馬記念での引退が決定しており、走るレースも残すところあと2戦のみとなっている。G1・6勝のお騒がせホースがこのまま大人しく引退するということも考えにくい。限られたレースでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、レース当日が待ち遠しいものだ。