【アイビスSD】狙いはサマースプリント組?
サマースプリントシリーズ第3戦のアイビスサマーダッシュが8/2に新潟競馬場で開催されます。アイビスサマーダッシュは超短距離の1,000mということもさることながら、コースが周回コースではなく、直線のみで完結するということも見ものになっています。
コーナーがあればレース運びやポジショニングなどの要因が複雑に絡むため強い馬が必ず勝てるわけではないということが起こりうるのですが、この直線コースであれば自身の走りを誰かに影響されることなく走り切ることが出来るため、純粋に速い馬の勝負が見られるのが醍醐味。
人間で言えばスプリントの限界は400m走と言われ、これは無呼吸での運動が40秒程度が限界なため世界記録が43秒台にある400m走はスプリントの限界をちょっとだけ越えた競走と言われています。そういった意味ではアイビスサマーダッシュですら53秒台ですから、競馬にはスプリントは厳密にはないのかもしれません。
歴代優勝馬に明確な傾向
年度 | 馬名 | 前走 | 前走成績 |
---|---|---|---|
'14 | セイコーライコウ | 函館SS | 5着 |
'13 | ハクサンムーン | CBC賞 | 2着 |
'12 | パドトロワ | 函館SS | 4着 |
'11 | エーシンヴァーゴウ | ルミエールOP | 1着 |
'10 | ケイティラブ | テレビユー福島賞(1600万下) | 3着 |
'09 | カノヤザクラ | CBC賞 | 11着 |
'08 | カノヤザクラ | CBC賞 | 5着 |
'07 | サンアディユ | 京葉S | 12着 |
'06 | サチノスイーティー | 白河特別(1600万下) | 1着 |
'05 | テイエムチュラサン | 新潟日報賞(1600万下) | 6着 |
過去10年をさかのぼり見てみると、歴代優勝馬は前走にCBC賞、函館スプリントステークスを使っている競走馬の多いことがわかります。ローテーション的に優位なのかCBC賞からの優勝のほうが目立ちますね。また、興味深いことに前走での成績は特に関係なくアイビスサマーダッシュではポッと優勝してしまうという風にも見えます。これもアイビスサマーダッシュの特異性が産む結果なのかもしれません。
対象馬は7頭
特別登録馬18頭中CBC賞、函館SSからの出走馬は7頭に登ります。その中でも要注目なのが前年度勝者であるセイコーライコウ。また、同じ新潟競馬場開催の直線1,000mレース韋駄天ステークス(OP)を勝ち上がってきたフレイムヘイローも見逃せません。特にフレイムヘイローが韋駄天ステークスでみせたラストの粘りは勝負根性が見えて素晴らしかったです。