JRA日本ダービー（2021）はハイペース？展開有利の馬とは？

いよいよ世代最強決定戦「日本ダービー」が開催です。

最大の注目は、なんと言っても4戦4勝で皐月賞を制覇したエフフォーリア。今年初戦の共同通信杯は早め抜け出しての完勝、続く前走の皐月賞は好位内を抜けて4馬身差の完勝。折り合いも問題なく、広いコースも問題なし、前に付けられて良い脚が使える。能力面においても適性面においても、もはや死角はなしと言って良いでしょう。

マークされる立場なだけに、横山騎手の仕掛けどころによっては今の東京なら差される可能性もありますが、それを成せる馬を探す方が難しく、現状ではやはりエフフォーリアの信頼度が最上位と考えます。ということで本命はエフフォーリアです。

次は相手ですが、今回対抗馬として最有力視しているのは毎日杯の勝ち馬、シャフリヤールです。

その毎日杯ではグレートマジシャンとの叩き合いを制し、レコードで快勝する強い勝ちっぷりでした。極端に軽い馬場でしたのでレコード自体はおまけのようにも感じますが、速い持ち時計を持つグレートマジシャンを破ったのは高く評価したい点です。やや前半から流れていたレースでしたので、スローの決め手勝負となれば結果は違っていたかもしれません。

ある程度流れればチャンスはありそうと考えてましたが、今回出していく馬が外目の枠に入ったので、ペースが流れる可能性は十分ありそうです。

シャフリヤール自身は5枠10番で、後入れ偶数枠のギリギリ中枠と絶好の位置を引けました。外にサトノレイナスが入った点も好都合で、内のエフフォーリア、外のサトノレイナスを見ながら競馬ができる点も好材料です。

共同通信杯はスローペースの瞬発力比べでエフフォーリアには完敗しましたが、この条件ならその差も埋まってくるでしょう。エフフォーリアについては、スローしか経験していないのでこの展開なら逆に本命視するのは危険のようにも思えますが、今の馬場ならどちらかと言えば切れ味勝負のほうが紛れやすいと感じます。

エフフォーリアは前目で受ける形になり、シャフリヤールがこれに一番対抗してくるという展開を予想して勝負したいと思います。ということで今年の日本ダービーは本命エフフォーリア、対抗シャフリヤールという予想で勝負したいと思います。