今では当たり前の在宅投票システム。次なる改革が望まれる

現在、JRAの在宅投票会員になるには、わずかな時間【15分前後】があれば誰でも会員になれてしまいます。勿論、20歳以上など基本的な条件はありますが。これが今から20年前1996年までさかのぼってみると、まだこの頃は在宅投票システムが抽選制度。申込者多数で3年待ちなんて言われていました。

特にWINSがない地域が優先的に在宅投票システムに加入できる状態。そして、この頃まだグリーンチャンネルは今の様に簡単に視聴出来る状況でもありませんでした。しかし、この問題は直ぐに解決。問題だったのは、在宅投票会員になるための倍率の高さ。とにかく限りなく在宅投票システムの権利を手に入れるのが大変な時代でした。

そし現在はI-PATが主流のように、携帯・スマホ・パソコンから馬券が簡単に買える時代。しかし、当時の携帯はまだ大人でもそんなに持っておらず、主流はポケベルでした。私が携帯を初めて購入したのも、1997年10月末のこと。そして当時の携帯は本当にただの携帯できる電話。

そんな時代に在宅投票の権利を取れた人は運があった人。何を書きたいかと言うと、現在は【とにかく、ご入会してください】と競馬場などに来た人にJRAから営業をかけている状況。20年前には考えられなかった光景で、即パットも主流になりつつあります。

コンビニでお金の出し入れがいつでもどこでもできてしまう。しかも株と同じで利益確定の売り抜けが出来る。今までは払戻金が銀行口座に振り込まれるのは原則火曜日。その為、悪夢の最終レースでお金を使ってしまう人も多かった。しかし、即パットはコンビニに行って儲かっている分を引き出す事が可能。勿論全額引き出すことも可能。的中した実感がリアルに味わえる。

これを20年前から出来ていたら、JRAの売り上げは右肩下がりにはならなかったのではないでしょうか。自宅でグリーンチャンネルが見られて、I-PATの会員であれば、自宅WINSが完成してしまう。リクライニングチェアーに座りながら、ソファで横になり、馬券購入とレースが自宅で完結してしまう。20年前に夢見ていた事がここ10年で夢から現実に完全に切り替わった。この様な改革が速く出来るのだからそのほかの改革もスピーディに行ってもらいたい。