【加付式“連番の法則”】有馬記念など先週の回顧・検証
いよいよ今年も残すところ3日間の開催となった先週の最終週末。土日に2重賞が行われ、土曜に阪神で「第17回 阪神カップ(GⅡ)」、そして日曜には中山で「第67回 有馬記念(GⅠ)」が行われた。
土曜の阪神Cでは、単勝1番人気のダイアトニック(岩田康誠騎手)が、重賞5勝目で引退レースを有終の美で飾った。2着にも順当に2番人気グレナディアガーズが入ったが、3着に11番人気ラウダシオンが入り3連複2万、3連単約7.7万の小波乱となり、1・3着馬の「一組連番」が好配当を演出した。
そして日曜のグランプリ・有馬記念は、単勝2.3倍に推された1番人気イクイノックス(C.ルメール騎手)が、前走・天皇賞からのGⅠ連勝(重賞3勝目)で一年を締めくくった。2着には調教師転身のため騎手としてはラスト参戦となった福永騎手騎乗の6番人気ボルドグフーシュ、3着に3番人気ジェラルディーナが入り、「法則外」決着となった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(2) | 2(2) | 4 | 16.7 |
一組連番 | 6(2) | 5(1) | 11 | 45.8 |
同番 | 1 | 0 | 1 | 4.2 |
合計 | 9 | 7 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 58.3 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 2 | 2 | 8.3 |
一組連番 | 5(1) | 4(2) | 9 | 37.5 |
同番 | 0 | 2(1) | 2 | 8.3 |
合計 | 5 | 8 | - | - |
出現率(%) | 41.7 | 66.7 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
先週は2場、2日間計48レース。法則決着の内分けは、「一組連番」が計20レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計3レース。確率メインを残した「一組連番」だが2日間トータルで全体半数を割り、数的にはやや低調であった。そして「ALL連番」は土曜を中心に連続好調を示し、前週まで好調持続していた「同番」が減少し、5週連続好調とはならなかった。高額配当数は、「100万超1回、10万超5回」と100万超は日曜に出たが、10万超の数的には土曜が好調結果を残した。メインレースでは、土曜のGⅡでの約8万が最高と2週連続10万には僅かに届かなかった。
「一組連番」は、2日間とも中山の方が好成績。土曜は半数の6回を記録し、メインレースを含め「同枠・一組連番」も2回出現。そして全6回の半数となる3回で10万超高配当を残した(内「同枠・一組連番」1回)。土曜阪神では冒頭のGⅡ阪神Cで、1番人気と11番人気の「一組連番」から好配当。そして日曜は全体的に土曜より減少したが、中山で唯一の「同枠・一組連番」から先週全体での最高配当となる3連複162万、3連単864万の超高額配当を記録した。推奨人気ひとつ下ではあったものの10倍台(17.7倍)6番人気と12番人気の「同枠・一組連番」であった。2週連続で「同枠・一組連番」の破壊力を遺憾なく発揮した。
前週復調気配を残した「ALL連番」が、やはり復調した。2場2日間で計6回、その内中山・阪神2回ずつの計4回を土曜に記録したが、4回すべてが「同枠2頭絡み」。軸馬もすべて推奨人気であったが、特に阪神は配当も3連複がいずれも2.2万、3連単が8.8万と17万と配当も良かった。日曜は阪神のみの2回で、「同枠2頭絡み」こそ無かったが、いずれも1番人気1着からの「ALL連番」で3連単3.2万と3連複1.7万、3連単6.7万となかなかの好配当。今秋からの好調ぶりを最終週にも示した格好となった。
好調を持続してきた「同番」が、最終週末には低調に終わった。配当的には、土曜唯一となった中山で3番人気との「同番」から3連複2.8万、3連単8.8万とまずまずの好配当。しかし日曜阪神での2回では、推奨術の条件重複(「同枠・一組連番」と「一組連番」)も1回あったが、2回とも3連単約1万。最終日の28日には好結果を期待しておきたい。
先週の「最終R」は、全4回中2回の「法則決着」。ただ「5回に1回以上の10万超」は出ず、土曜中山での約5万配当が最高結果となった。こちらも最終日での大型配当を期待して、最後まで挑んでいきたい。