【加付式“連番の法則”】マイラーズCなど先週の回顧・検証
国内GⅠの中休みとなった先週は、春の「ALL連番」祭りとなった。詳細は後述するが、元祖にして最もお勧めとしている「ALL連番」が、土曜新潟メイン「福島牝馬S(GⅢ)」の高配当をはじめ、日曜阪神メイン「読売マイラーズC(GⅡ)」など多数出現。また、日曜東京メイン「フローラS(GⅡ)」でも「一組連番」から高配当となり、先週の全ての重賞をはじめ、推奨馬券術とともに連番の法則大活躍の開催となった。
そして香港で行われたチャンピオンズデー、メインの「クイーンエリザベスⅡ世カップ(GⅠ)」では、出走した日本馬4頭によるワン・ツー・スリー・フォー決着。海外GⅠ初勝利を挙げたラヴズオンリーユーはもちろん、全馬で日本競馬のレベルの高さを示した素晴らしい一戦であった。ただ、「チェアマンズスプリントP(GⅠ)」に日本馬として唯一参戦し、圧倒的1番人気に推されたダノンスマッシュは、残念ながら6着に終わった。
先週一週間の主なニュース
- 岩田康誠騎手
- 24日、阪神競馬において「粗暴な行為、発言に及んだ」として即日騎乗停止処分。25日に騎乗予定だった6鞍はすべて乗り替わり。期間は5月8日までの開催4日間。
- 尾関知人調教師
- 24日、現役64人目となるJRA通算300勝達成。
- 無観客競馬
- 緊急事態宣言の発出に伴い、同宣言下にあたる「東京競馬」「阪神競馬」は**無観客開催**となった。24日から入場再開となった東京競馬は、わずか1日で無観客に。その他ウインズなど関連施設の閉鎖などについてはJRAホームページを参照。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 阪神 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(2) | 1 | 3(1) | 6 | 16.7 |
一組連番 | 5(1) | 5(2) | 4(1) | 14 | 38.9 |
同番 | 0 | 2 | 1 | 3 | 8.3 |
合計 | 7 | 8 | 8 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 66.7 | 66.7 | - | - |
- | 東京 | 阪神 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 4(4) | 2(2) | 6 | 16.7 |
一組連番 | 7(1) | 3 | 3(1) | 13 | 36.1 |
同番 | 1 | 0 | 3(1) | 4 | 11.1 |
合計 | 8 | 7 | 8 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 58.3 | 66.7 | - | - |
- ※ 括弧内は“同枠2頭”が入った回数
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週から東京開催が始まり、東京・阪神・新潟の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計27レース、「ALL連番」が計12レース、「同番」が計7レースという内訳。冒頭記述通り「ALL連番」が大量出現し、「同番」も引き続き好調出現。その分、「一組連番」が通常より減り出現率が下がったのは必然の事象で、全体的な場別出現率では、土日とも全場で過半数の「58.3%~66.7%」といつも通りの高出現率を残した。
今週は回顧順を入れ替え、まずは「ALL連番」から。土曜全場で計6回、日曜は阪神と新潟で計6回の2日間で12回の大爆発出現。さらに特筆すべきは、今年に入っての特徴として記し続けた同枠2頭絡みの占めた割合で、土曜は6回中3回の50%、日曜においては6回すべての100%を記録(表中括弧内数参照)。コラム開始当初から「最もお勧めとする要因は『少額投資』」と記しているが、「同枠2頭」ならばさらに少額で攻められる。10万以上の高額もすべて同枠2頭絡みで、土曜新潟の「福島牝馬S(GⅢ)」こそ7番人気との「同枠」でやや難解だったかもしれないが、残る2回はそれぞれ2番人気、3番人気との「同枠・ALL連番」からのもの。該当2番人気、3番人気を軸に据えた方であれば、土曜東京3Rであれば相手は2頭、日曜阪神3Rであれば相手は3頭で済んだ買い目点数である。日曜阪神メイン「読売マイラーズC(GⅡ)」でも、2・3番人気の3枠2頭軸に相手3頭で3連複1.8万、3連単なら8.2万の配当を得られたのである。推奨馬券の「面目躍如」の先週であった。同枠2頭絡みからの「ALL連番」、今後もお勧めである。
「同番」も好調を維持した。「ALL連番」が派手な爆発週であったので、やや目立たなかったが先週も計7回。複数出現が土曜阪神(2回)、日曜新潟(3回)に偏ったので、その他で挑んだ向きにはやや難解であったかもしれない。ただ推奨人気との「同番」を、出現7回すべて(2番人気2回、3番人気4回、4番人気1回)で記録。配当も10万超こそ1回であったが、8万、9万台の好配当もあり、「出現傾向」としてきた2レース連続も新潟で出現。傾向あるいは上位1・2番人気の他、推奨3~5番人気を軸にしたレースでは「同番」を相手にした2頭軸の3連複やワイドなどを抑え、的中を逃さない確率を上げていただきたい。
「一組連番」は、開催替わりの東京で高出現した。土曜には推奨末番の5番人気との「一組連番」から3連複8万、3連単約54万の高額を残した他、3番人気との「一組連番」に1番人気3着付けで6万、「同枠・一組連番」かつ「1番人気・3着」もあり、ほどほどに「傾向馬券」で狙えた日であった。また日曜には10万超の高額が3回あり、第1Rと第11Rでは2番人気との「一組連番」決着。特にメインの「フローラS(GⅡ)」では、その2番人気ユーバーレーベンとの「一組連番」に該当した14番人気スライリーが3連複4万、3連単36万の高配当を演出した。人気薄が絡まなければ「高配当」は望めないので、軸馬からの「人気薄・一組連番」を積極的に抑えにいってほしい。
「万馬券の宝庫・最終R」は、前週に続いて法則決着が2週連続で沈黙。ただ数少なかった法則決着の土曜阪神の「同番」と土曜新潟の「ALL連番」の2レースでは、配当は3連複・3連単ともに万馬券。3連単はいずれも8万台となかなかの好配当を記録した。また法則外決着ながら、土曜東京では389万という破格の高額配当が飛び出した。万馬券の宝庫は間違いないので、法則・法則外問わず最終Rには夢を賭け挑み続けていただきたい。