【加付式“連番の法則”】ホープフルSなど先週の回顧・検証、2022年の総括
今年のJRA最終開催日となった28日。締めくくりのメイン競走として、2歳中距離重賞「第39回 ホープフルステークス(GⅠ)」が行われた。
そのホープフルSは、単勝1番人気が3.0倍のやや混戦ムードの中、勝ったのは14番人気のドゥラエレーデ(B.ムルザバエフ騎手)。3戦目での初勝利後、前走東スポ杯2歳S4着を挟んでの5戦目での重賞初制覇をGⅠで飾った。さらに2着にも7番人気トップナイフ、3着に6番人気キングズレインが入り3連複23万、3連単246万の大波乱となったが、残念ながら「法則外」決着であった。
では最終日の結果、そして2022年を簡単に振り返っておこう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 0 | 1 | 4.2 |
一組連番 | 3 | 7 | 10 | 41.7 |
同番 | 0 | 0 | 0 | 0.0 |
合計 | 4 | 7 | - | - |
出現率(%) | 33.3 | 58.3 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
有馬記念後の1日開催最終日には2場計24レースが行われ、法則決着の内分けは、「一組連番」が計10レース、「ALL連番」が計1レース、「同番」が計0レース。通常時確率メインの「一組連番」をはじめ、「ALL連番」「同番」の3組すべてが、低調に終わった。特に中山では、冒頭のホープフルSをはじめ3組計4レースと法則絶不調に終わった。高額配当数は、阪神から「10万超2回」。メインレースは、阪神メインのリステッド競走も「法則外」で、法則的には散々な最終日であったといえよう。
「一組連番」は、阪神では半数以上の7回を記録したが、中山では3回のみ。お奨めの「同枠・一組連番」も2場ともに0回で、通常の週末開催とは全く異なる「負の結果」となってしまった。ただ阪神では、7回中5回の万馬券を残し、約5万前後3回に加え10万超も2回。10万超2回の軸馬は、ともに推奨人気内で相手人気薄の法則効果だけは、辛うじて発揮できたのではなかったか。年明けからはまた通常「確率メイン」を取り戻し、半数以上の好結果を期待したく思う。
「ALL連番」は、中山から1回のみ。3番人気との「同枠2頭絡み」に加えて、「1番人気3着」の推奨条件重複から約3万配当であった。今夏から今冬にかけて好調持続した「ALL連番」、有馬記念週末までは良かったのだが、最終日には威力とはならなかった。
「同番」は、最終日は完全不発に終わった。昨年よりもアップダウンの見られた一年ではあったが、平均的には昨年来の長期好調をみせてきた。他2組同様、来年には「高額配当」の魅力を数多く期待したい。
先週の「最終R」は、全2回中1回の「法則決着」。中山での約2万配当が最高結果となった。
最後に今年一年を総括しておこう。
- | ALL連番 | 一組連番 | 同番 |
---|---|---|---|
回数 | 17 | 50 | 12 |
出現率 | 約14% | 約40% | 約10% |
「一組連番」はもちろん、長期好調「同番」、後半から調子を上げた「ALL連番」すべて好結果と言えた。
3組合計では、重賞でも半数以上で法則結果となり、狙い方として悪くないことも示せたと言えよう。
また全体としての一日一場平均回数としては、「一組連番」約5回、「ALL連番」「同番」約1~2回。
開催場別では、「東京・中山・阪神・中京(京都代替)」の中央開催場で、一日平均約7.5回(3組計)、「新潟、福島、中京、小倉、札幌、函館」の第3場、いわゆるローカル開催場で、一日平均約6.5回(3組計)であった。
全体配当データとして(「一組連番」のみ情報過多につき重賞のみ)は以下。
単位: ¥ | 3連複 | 3連単 | 3連複 | 3連単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | ALL連番 | 同番 | 一組連番※ 重賞のみ | |||
平均 | 15,306 | 88,190 | 23,607 | 158,112 | 45,112 | 288,338 |
最高配当 | 616,140 | 3,084,890 | 715,660 | 7,832,540 | 525,080 | 2,784,560 |
最後に万馬券の宝庫と謳い続けている「最終レース」データとしては、「万馬券出現率: 75%(内 法則率: 63%)」「10万超出現率: 23%(内 法則率: 57%)」「100万超出現率: 1.7%(内 法則率: 33%)」となった。
最終Rに「法則で挑む」のは、決して悪い手ではないデータは残せたのではないかと思う。
最高配当など、的中率アップにはまだまだ困難は多いが、本法則の基本「軸馬的中の際に逃さない」ことを主眼にまずは「敗けない競馬」を。そして、確率勝負のギャンブルにおいて「夢馬券」も闇雲ではなく「法則チャレンジ」を続けていけば、チャンスは必ずや訪れることを信じて挑み続けてもらいたい。