【雲取賞2024予想】ダート三冠路線の前哨戦へ様変わり、羽田盃で頭角を現す馬は出てくるか?

14日水曜日に大井競馬場では今年から大幅リニューアルとなった雲取賞が開催されます。2018年までは3歳馬による準重賞で行われており、2019年に重賞に昇格していますが、今年から新たに3歳ダート三冠競走の前哨戦として装いを新たにし、中央・地方交流のJpn3となり、地方馬は上位2頭、中央馬は5着以内の上位2頭に、三冠初戦となる羽田盃への優先出走権が与えられます。

海外ではアメリカのダート三冠レースをはじめ、サウジ、ドバイといった高額なダートレースが多く組まれるようになった国が増えてきているだけに今年から始まる試みで、どのようなメンバーがまず権利を取れるのか注目です。

中央からはエコロガイアが前走ブルーバードカップ2着からの参戦となり、さらに1F延長に対応できるのかが鍵となっています。海外遠征にも積極的な栗東・森厩舎所属だけに権利を取ったとしても羽田盃ではなく海外へ、という選択もありそうで今後のローテにも注目です。

最有力と目されているのは川崎の全日本二歳優駿で2着に入っているイーグルノワールで、松山騎手が引続き騎乗予定となっています。エコロガイア同様1800mは初めてとなりますが、1700m戦は経験しており問題なくこなせそうな下地はあります。

またソダシに続く白毛のアイドル誕生なるか注目なのが、ヘニーヒューズ産駒で母にユキチャンをもつアマンテビアンコで、1800mは初めてとなりますが、ルメール騎手とシルクレーシングのタッグに白毛が加わり、ファンが多い1頭です。

今年の3歳ダート路線の開幕戦ともいえるブルーバードカップは、中央馬が上位独占となりましたが、今回は地方馬の巻き返しがあるのか、フルゲート必至なだけに楽しみなレースですね。