【共同通信杯2017予想】出走馬全馬が本気モード?賞金不足の有力馬揃い踏み!

今週は○○の弟、といわれる馬たちが出走する共同通信杯が行われます。出走予定馬には先週の東京新聞杯では展開にも泣かされた感もあるエアスピネルの弟・エアウィンザー、電撃引退となったマイル王ミッキーアイルの弟・タイセイスターリー、そしてタッチングスピーチの弟・ムーヴザワールド。いずれもPOG雑誌などでカラー写真つきで紹介されていた馬たちばかり。

ですが、この馬を忘れてはいけません。サトノアレス以上に四位騎手が期待を寄せていたであろう大物・スワーヴリチャードです。兄はバンドワゴン。エアスピネル、ミッキーアイル、タッチングスピーチなどと比較すればそこまで大きな兄ではないかもしれませんが、素質は一級品と目されていたのは2歳戦からの内容を見ればわかります。

未勝利勝ちこそ前目の競馬でしたが、この馬の真骨頂はやはり溜めて炸裂する末脚です。父ハーツクライも基本的には末脚勝負の馬でした。また逃げ・先行タイプの兄とは違う形には出ていますが、いい脚を持っているのは兄譲りともいえます。

本賞金1050万円は、クラシック当確とはいえない金額。ここは連に絡んでおかないと、3月の皐月賞トライアルでかなり仕上げていかないといけなくなります。東京コースで2戦目を迎えることからも、陣営の狙いはダービーかと思われますが、早いうちに本賞金を加算しておけばローテで悩まなくてすみます。

今回の出走馬、全馬が本賞金がクラシック出走には足りていないといっても過言ではありません。まだ2月とは思えない、全馬叩き台ではない本気のレースが見られるかと思います。楽しみな1戦ですね。