【北海HC予想2019】ラクローチェ、古馬に揉まれ目指せ菊花賞!
夏競馬と言えば3歳馬が古馬に揉まれながら強くなっていくというイメージもあります。春の実績馬は秋へ向けた賞金加算も十分ということで夏休みをもらっている時期ですが、その他の3歳馬たちにとって最後の菊花賞へむかうための大事なシーズンとなってきます。古馬も同様にほとんどの実績馬は休養中となりますが、それでも古馬に一日の長があるため、この時期の古馬相手に勝ち抜ける3歳馬は秋以降の飛躍に大いに期待できます。
そこで期待してみたいのが日曜函館10レースに組まれている2勝馬クラスのハンデ戦「北海ハンデキャップ」に出走予定の栗東・角田厩舎のハービンジャー産駒・ラクローチェです。日頃なかなか経験の出来ない芝2600mのレースで、登録14頭中で唯一の3歳馬となっています。
ラクローチェのこれまでの戦績を見ると、2戦目こそ崩れたもののデビュー戦の2000m、前走の2400mと好成績を残しており、これまで3戦2勝となっています。
北海ハンデキャップの過去5年のデータをみると3歳馬はエントリーが少ないとは言え、2015年のサトノメサイアが最高着順となっており、やはり立ちはだかる古馬の壁は分厚いと言えそうです。
この距離を狙ってきたということは秋の大目標に菊花賞を掲げてくるものと思われます。ダービー馬のロジャーバローズが凱旋門賞に登録しているため菊花賞は不在の可能性も高く、他のダービー好走組も距離が伸びて吉と思える馬がどれだけいるか考えると、夏の上がり馬が秋に大輪を咲かせる可能性も十分ありうるのではないでしょうか。
唯一の3歳馬の登録は自信の現れでしょう。人気の一角を担うことになりそうですが、プレッシャーを跳ね除け、菊花賞までの階段を駆け登っていけるかご注目ください。