【レディスプレリュード2025予想】地方馬の悲願成就なるか?フェブランシェ、大井の女帝が中央勢に挑む

7日(火)の大井競馬は、牝馬限定の交流重賞「レディスプレリュード」(Jpn2、ダ1800m)が開催。勝ち馬にはJBCレディスクラシックへの優先出走権が与えられる重要な一戦で、2011年に現行の形となって以降、地方馬による勝利はまだない。歴代の勝ち馬には、2015年にチャンピオンズカップを制したサンビスタ、2020年にブリーダーズカップディスタフを制したマルシュロレーヌなどがおり、5年周期で世界級の名牝を送り出していることからも、今年の勝ち馬の飛躍には大きな期待がかかる。
注目はサンダースノー産駒のテンカジョウだ。前走のスパーキングレディーカップでは3着に敗れたが、1600mはやや短かった印象。兵庫女王盃、エンプレス盃を制してきた実績を考えれば、1800mへの距離延長は歓迎材料で、斤量56キロも有利に働く。巻き返しの舞台は整ったと断言できよう。
一方、新星誕生の期待がかかるのがマジェスティックウォリアー産駒のバスタードサフランだ。前走で3勝クラスのダート1800mを快勝し、デビューから一貫して同距離を使われている。今回は相手が一気に強化されるが、勝ち負けに加わるようなら、まだ4歳だけに大きな可能性を秘めた存在だ。
さらに地方馬の代表格として注目を集めるのが大井所属のフェブランシェだ。前走のスパーキングレディーカップで中央勢を撃破し、地元の意地を見せた。もともと中央で3勝を挙げていた実力馬で、大井移籍後も東京シンデレラマイルを制するなど、舞台適性は十分に示している。課題は1800mの距離だが、克服すれば本番のJBCでも主役候補となる可能性は高い。今年こそ地方馬が歴史を塗り替えるシーンが見られるかもしれない。
地方と中央の実力馬がぶつかり合うレディスプレリュード。秋の女王決定戦へと直結するこの舞台で、新たな女傑が誕生する瞬間に注目したい。

