【オールカマー2024予想】叩き2戦目&中山コースでチャンスあり?伏兵リカンカブールの激走期待

中山競馬の日曜メインは秋の中長距離路線を目指す馬たちが集まる「オールカマー」が開催。今年もG1馬のキラーアビリティ、G1勝ちはないものの何度も上位に入っている古豪ステラヴェローチェ、昨年のセントライト記念を快勝したレーベンスティールなど、秋のG1路線を盛り上げそうな馬たちが15頭集結。

その中で注目すべきは、シルバーステート産駒の5歳馬リカンカブールだ。リカンカブールは今年初めの中山金杯で勝利し、重賞初制覇を達成。しかし、その後の大阪杯では16着、さらに休養を挟んだ函館記念では8着と、その後は好走できていない。

今回は得意の中山に復帰ということで巻き返しに期待したいところ。中山コースは昨年不良馬場の2000mで行われた2勝クラスを差し切って快勝しており、今年は同じく2000mの中山金杯を好位から抜け出す競馬で快勝しており、2戦2勝の得意コースだ。

シルバーステートは自身が中山を走っていないにも関わらず多くの中山巧者を輩出しており、血統的にも中距離の中山はベスト。もはや「親の七光り」ならぬ「血統の七光り」と言って良い。

前走の函館記念・8着はメンバー的にはもっとやれてよかったとも感じるが、休み明けの洋芝では力を十分に発揮できなかった印象。鞍上の津村騎手もレース後に「洋芝がマッチしなかった」とコメントしており、馬場も同馬向きではなかった。叩き2戦目で得意コースならパフォーマンスも上がってくるだろう。

津村騎手は今年初のG1勝利を果たしており、秋の短距離G1路線ではテンハッピーローズ、中長距離G1路線ではリカンカブールを相棒にして臨む予定。まずは中距離路線の大舞台へ向けて、ここで結果を出して弾みを付けておきたいところ。

人気もそこまで集めなそうな今回は妙味も十分。激走期待の伏兵馬として有力視しておきたい。