【JRA】西谷誠騎手が現役引退を発表、今月末まで騎乗
公開: 2026/04/15 11:02

障害競走界を長年けん引してきた名手・西谷誠騎手(49)が、今月いっぱいで現役を引退する意向を表明した。4月14日に東京サラブレッドクラブのホームページで発表され、すでにJRAに引退届を提出済みであることも明らかとなっている。
当初は4月18日に行われる中山グランドジャンプで、レッドファーロに騎乗する予定であり、この一戦がラストランとなる見込みだった。しかし同馬に歩様の違和感が生じたため出走を回避。結果として、現役最後の騎乗はすでに終えていたことになる。本人もコメントの中で、今月末をもって騎手生活に別れを告げる決断を明かした。
西谷騎手は1995年に栗東・瀬戸口勉厩舎からデビュー。長身174cmの体格を生かし、早くから障害競走で頭角を現した。1999年にはゴッドスピードで中山大障害を制し、J・G1初制覇を達成。その後もマルカラスカルやキングジョイとのコンビで活躍し、障害G1通算4勝を挙げるなどトップジョッキーとしての地位を確立した。
2011年には平地騎手免許を返上し、障害競走に専念。長年にわたり第一線で活躍を続け、2025年1月にはレッドファーロで障害未勝利戦を勝利し、史上5人目となるJRA障害通算200勝を達成した。また同年8月の新潟ジャンプステークスでは、現役2人目となる障害1500回騎乗という節目にも到達している。
32年に及ぶ現役生活で、通算1959戦226勝(うち障害1511戦200勝)という輝かしい成績を残し、障害重賞は22勝。2006年から2008年にかけてはJRA最多勝利障害騎手にも輝くなど、その実績はまさにレジェンド級である。
父・西谷達男氏も元障害騎手という血統背景を持ち、自身もその道を極めた西谷騎手。近年では石神深一騎手も引退を表明しており、障害界を支えてきた名手たちが次々とターフを去ることになる。
日本の障害競馬を長年支え続けた功労者の引退は、大きな節目。数々の名勝負とともに刻まれたその足跡は、今後も語り継がれていくことになるだろう。

